マルコ年の8月は、ヨハネによる福音書6章が続きます。テーマが毎週似たように思えて、難しいと(たぶん多くの牧師たちも感じていると)思います。その中で、一度は「聖餐式」とからめて語るのは必要かと思います。いつもそれになってしまうと、ワンパターンだと思われてしまうかもしれませんけれど。
この週において「食べる」という言葉がありますから、聖餐式と重ねて語ることは子供たちへの信仰継承においても有益だと思います。
聖餐式において牧師が宣言する「私たちの主イエス・キリストの体と血とは、信仰によってあなた方を強め、守り、永遠のいのちに至らせてくださいます。アーメン」の言葉を思い起こすことができます。
あの時、イエスさまの言葉を聞いていた人たちが、離れて行ったように、このことを信じることは容易ではないかもしれません。しかし、改めて、信仰によってみことばを聴いて、祈って、語りたいものです。
これは天から降って来たパンである。先祖が食べたのに死んでしまったようなものとは違う。とあるところは、マナが念頭にある言葉と思われます。マナは出エジプト記16章に記されている、四十年間の荒れ野の旅の間、与えられた食べ物です。森永のマンナは、これに由来しています。