神の子イエス・キリストは、ガリラヤ湖の東側「ゲラサ人の地方」で、悪霊に取りつかれた人をいやされました。神の国、主イエス・キリストによる支配と、悪霊に取りつかれた人のいやしの関係を、福音として理解しましょう。
神の子イエス・キリストが、恵みにより、救いを受け継ぐことになっている人々の心の「目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち帰らせ、……信仰によって、罪の赦しを得、聖なる者とされた人々と共に恵みの分け前にあずかるように」(使徒26:18)してくださっています。
「その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。」(2コリント5:15)——。
「ゲラサ人の地方」(26)とは、ガリラヤ湖の東側にあたり、異邦人が住む場所だったと考えられています。
30節には、——イエスが、「名は何というか」とお尋ねになると、「レギオン」と言った。たくさんの悪霊がこの男に入っていたからである。——とあります。
「レギオン」とは、ローマ帝国の軍団を指す言葉で、最大6000人からなる大軍団を意味しています。