☆霊の剣(み言葉)で戦ったイエスさま
「主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。」「霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。」(エフェソ6:10-12、17)。悪魔の策略に対して、岩のごとく揺るがなかったイエスさま。み霊の力に満ちたイエスさまの生き生きとした姿を心に刻みます。
・四旬節に入りました。イエスさまの受難と十字架の死に向かって、聖書の解き明かしも進みます。
・3つの誘惑の内容が記されていますが、悪魔はあらゆる誘惑でイエスさまを試みました。
・パンの誘惑(肉の弱さ)→命にとって必要なものは何か?イエスさまの答えはすべてみ言葉。
「神のパンは、天から降って来て、世に命を与えるものである」(ヨハネ6:33)。
・権力と繁栄(上昇への憧れ)に対して、天からこの地上へ降り、低きへ降る生き方を示されたイエスさま。へりくだり、まことの神を伏し拝む。
・神の愛を試みる(不信)に対して、父と子の親しい交わりに生きるイエスさま、父は子に、子は父に、まったき信頼を互いに示されました。
「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に敵う者」(ルカ3:22)。
・「時が来るまでイエスを離れた」(13)、イエスさまが十字架に架かる時が暗示されています。
悪魔(サタン)は再び登場し、イスカリオテのユダの中に入りました(ルカ22:3)。
・「人はパンだけで生きるものではない」(申命記8:3参照)。
・「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」(申命記6:13参照)。
・「あなたの神である主を試してはならない」(申命記6:16参照)。
・イエスさまは、いずれも聖書の言葉で悪魔に答えています。しかし、悪魔も賢く、第3の誘惑では、聖書の言葉を用いて、イエスさまを巧みにだまそうとするのです。
・「神はあなたのために天使たちに命じて、あなたをしっかり守らせる。」(詩編91:11参照)。
・「あなたの足が石に打ち当たることのないように、天使たちは手であなたを支える。」(詩編91:12参照)。
・このことから、正しい聖書の読み方やみ言葉の用い方について、子どもたちと一緒に考えみるのもよいかもしれません。逐語霊感説の読み方ではなく、礼拝へ出席し、み言葉に聴く習慣を身に着けます。「文字は殺しますが、霊は生かします」(2コリント3:6)。「神は愛です」(1ヨハネ4:16)、聖書はみ霊で読み、愛の心で伝えます。