私たちは今、ルーテル教会にいます。先生はルーテル教会が大好きです。ここにいる皆のことも大好きだし、ここでみんなと一緒に讃美歌を歌ったり、お祈りをしたりすることが大好きです。
実は、ルーテル教会のほかにも、いろいろな教会があります。皆知ってるかな。
おんなじ「教会」と言っても、いろいろな教会があります。
ちょっと違う感じの教会もあります。たとえば、歌っている讃美歌が違う教会もあります。お祈りするときの言葉が、ちょっと違う教会もあります。牧師先生の着ている服も違う教会があります。大きい教会もあるし、小さい教会もあります。
先生が前に行った、ある教会は、オルガンだけではなくて、たくさんの楽器があって、ギターを持っている人、ドラムをたたいている人、トランペットを吹いている人がいて、なんだか、にぎやかな礼拝をしていました。
そういう教会の人が、もしも、ルーテル教会に来たら、「あれ、ずいぶん静かなんだな」と思うかもしれませんね。
やり方は違うけれど、でも、やっぱりイエスさまを信じています。大きな教会でも、小さな教会でも、楽器がたくさんでも、少なくても、イエスさまを信じて、お祈りする心、信じる心は、同じです。
そしてもちろんどんなやり方をしていても、イエスさまは、同じように、私たちを愛してくださいます。
きょうの聖書を読むと、お弟子さんたちが、ちょっと違うやり方で神様を信じている人を見た時の話でした。「イエスさま、あの人たちは、違うやり方をしているのです」と言いました。
そうしたら、イエスさまは、「いいんだよ。私のことを大切にする気持ちは同じなのだよ」と言われました。
そして、不思議なこともイエスさまはおっしゃいました。
「心の中に塩を持っていなさい」と。
塩って、野菜や、お肉や、お魚を、おいしくしてくれますよね。
塩が、お肉や、お魚や、お野菜をおいしく生かしてくれるように、イエスさまは、色々な人を、生かし合って、認め合っていくことを勧められたのです。
「自分自身の内に塩を持ちなさい。」とっても嬉しいお言葉ですね。おぼえておきましょう。