・助け合い、言葉をかけあう友や仲間の存在の大切さ、ありがたさを覚えたい。
・マリアとエリザベトは親類であり、そして妊娠中のいわば「ママ友」。
・「祝福」とは、聖書の中で、新たな局面や苦しい時に与えられるもの。
・エリザベトはマリアに「祝福されている」と告げる。神さまの守りの宣言。
・この時のエリザベトは、子どもが与えられて6か月の時期です。いわば安定期です。一方マリアは妊娠初期。身体的にも不安定ですし、特にマリアの場合は未婚の妊娠、神の子の妊娠、天使の来訪という「常識外の出来事」が立て続いた時期でした。そのマリアの不安な精神状況を、エリザベトは年長者として優しく励まし、包み込もうとするのです。マリアとエリザベトは「ママ友」であると同時に、人生の後輩(マリア)先輩(エリザベト)でもあったのです。
・良く聞く「アヴェ・マリア」の歌詞の前半は、この聖書から取られています。
・美しいメロディと共に、歌詞(ただしラテン語ですが)をご覧くださいませ。