・誘惑を受け打ち勝ったことで、イエスが人間を誘惑するすべてのものに対抗できることを知る。
・霊に導かれ天使たちが仕えることで、イエス一人で立つのではなく、上からの力が支えていることを知る。
・受難節では今まで以上にイエスの十字架への道を覚える。避けたい状況がなんども訪れるが、救いの成就のためにその道を歩まれる。十字架を避けたくなる状況と、荒れ野での誘惑が重なって見える。
・荒れ野は私たちの一般社会そのものと考えることができる。誘惑は身近な場所に存在する。
・12節「それから」という句で受洗と誘惑が密接に結び付けられる。受洗したキリスト者はしばしばイエスと同様に誘惑にさらされる。
・13節「四十日間」はモーセ(出34:28)やエリヤ(王上19:8)の経験を連想させる。
・「サタン」はヘブライ語読みの「サターン」、「告発人」「敵」の意味を持つ。