・救い主の誕生という神の計画に、マリアが母となる役割を与えられる。天使の言葉を聞いたマリアが訪問したのは、妊娠している叔母のエリサベトだった。マリアとエリサべトの出会いと喜びが示される。二人とも、神の計画を知り、仕えていく。
・エリサべトは、大祭司アロンの家の出身であり、祭司ザカリアの妻。家柄は立派だが、マリアに対しての態度は、43節の言葉のように、大変、謙遜なものである。
・胎の子が喜びに包まれるという命の歓喜が示される。「宣教」は、この新生・出会い・感動・賛美の喜びを「誰かに告げて出てゆきたい」という心から生れるであろう。
・今日の日課に続く1:46~55は、「マリアの賛歌」で、ラテン語の最初の句「あがめ」をとり「マグニフィカト」と呼ばれる。神様に対して、マリア自身が受けた恵みへの感謝と、民に約束したことを成就されたことへの感謝が、賛歌として表現されている。