・弟子たちにわかり易い様、父なる神が農夫として葡萄の木を手入れされると譬える。
・常にイエスはつながっている事を強調されている。弟子たちに不安
・恐れが蔓延し始めているが、キリストの愛につながっている事によって、互いの存在が成立する。
・キリストと弟子たち(私たち)を結び付けているのは、父なる神がひとり子を愛されたのと同じように、キリストが弟子たちを愛することによってである。愛によって強く結び付けられている。
・ここでのイエスの説教は、14章の説教と併せて「訣別説教」として、二重に設定している。昇天から再臨の時までイエスが不在になるため、地上に残された弟子たちには不安が残っている。
・15章はイエスの死が近づいているのと同時に弟子たちの迫害の時が迫っている切迫感がある。
・葡萄の木は、根から地上に出ている部分を見ると大変細い。このような細い幹から大きく枝を伸ばし、多くの実を結ぶ。見た目は大変細く弱々しく見えるが、見た目とは裏腹に実を結ぶことを考えるのも良い。