TNG The Next Generation

2025年3月16日 四旬節第2主日

福音書 ルカ13:31〜35
第一の日課 創15:1〜12,17〜18(注)
第二の日課 フィリ3:17〜4:1

今週の聖句

「わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない」
ルカによる福音書13章33節

ねらい

十字架に向かって

説教作成のヒント

地理や歴史の苦手な場合、こうしたキリスト捕物帳物語は、痛快でないだけに、頭に入りにくい。立場的に攻め込まれていく、キリストの弟子集団が、この包囲網を、どう理解したのかを伝える。

豆知識

ヘロデという名前には、ヒーロー(HERO)という意味が秘められている。きつねというのは、ずる賢い人物、また、取るに足らない人物のたとえとしての意味が秘められている。

説教

キリスト教会の建物の特長に十字架があります。十字架には文化風習として、祈るためにアクセサリーとして身に着ける人もいれば、十字架を見て、心が和む人もいます。1か月後には、イースター、復活祭というお祭りがあります。そのイースターの前に、イエス様の身に何があったのか、少しお話します。

イエス様の時代は、ローマという大きな国が支配し、エルサレムも国の一部として扱われていました。ヘロデという王様が、どっちつかずの政治をし、その影響から指導者達もしっかりとしない、あやふやで、ずるく、責任逃れしか考えない堕落した人のようになりました。そのような人達が国を任せられていると言っても、国を滅ぼすばかりで、神様の栄光の為にという心はすっかり失われてしまいました。

イエス様が集まったイエス様の身を案じたファリサイ派の人々に語った言葉は、神様自身がこの国を、どんな状況になっても愛しておられることを、鳥がその雛を大事に大事に育てるようにしたとあらわしました。

その証拠として、新約聖書の前にある旧約聖書に厳しい言葉があるけれど、その言葉を自分に向けられた言葉として受け取らず、他人事、もしくはうるさいとばかりに殺してしまうということをしていました。

同じようにイエス様も私たちに厳しいことを言葉にする時もあるけれど、厳しさ以上に大きな愛、豊かな愛を注いでいることを知ってもらいたかった。そのためには、十字架にかかることで証明できると計画なさったのです。

そして、その思いは、今でも続いており、今日も明日も次の日も、愛する人の為に、届けていきます。教会の十字架は、その言葉が形として、私たちの心に届けられているのです。

(執筆: 朝比奈晴朗牧師)

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

やってみよう

はなしてみよう

 十字架って一体何だろう。

印刷用レイアウト

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