・イエスさまは、人間の心の底にある罪を見すえながら、人間が本当に心を満たすことができる教えを話してくださいます。
・日本の社会は、一般的に「豊か」と言われていますが、「生きていて幸せ」と感じる人はそれほど多くなく、もう生きることは楽しくないとか死んでしまいたいと思う人もいます。助け合い、許し合い、恵みを分かち合う幸いがあるでしょうか?
・人間が生きるとき、「本当の幸せとはなにか?」考えたい。⇒自分だけが良ければ良いという利己主義でなく、隣人と交わり分かち合うことが大切。
・マタイによる福音書には「山上の説教」がありますが、ルカによる福音書では「平地の説教」となっています。(ルカによれば同一場所) 山上の説教は、山の上でお語りになっていますが、ルカではイエスさまが山から下りてお語りになっています。イエスさまが、人々の中に遣わされた方であることを強調するために平らな所に下って教えられたと考えられます。そして、ルカのその内容には、新しい「心の持ち方」が示され、イエスさまとの交わりにより「真の幸せとはなにか」に導かれます。