イエス様こそが、私たちにとってかけがえのない存在であることを知ろう。
・主人(神様)が造られられたぶどう園(神の国)の話です。神様からの恵みを分かち合わず、預言者たちを、そして独り子イエス様を尊ばなかった人々に、イエス様は厳しく語ります。
・この世界は、神様に立ち帰らない人間(の罪)の故に、残酷な日常が広がっていることも確かです。しかし、人の目には絶望しかなくても、イエス様が隅の親石となって神の国の土台となってくださいます。私たちは、このイエス様に繋がって、神様の恵みを分かち合い、平和(愛)の実を結ぶ群れとされていきます。
・ぶどう園は、神の国(天の国)のイメージです。現代でも同様ですが、ぶどうを育てるためには骨の折れる大変な作業が必要でした。それ故に、その収穫は心からの喜びでした。
・「隅の親石」が何を示すかは、土台としての隅石として理解する説明や、アーチ状の構造の要石として理解する説明などがあります。伝統的には土台として解釈することが多いようです。ただ、いずれの立場でも、ここでは、人間の目に神聖な国を建てようとしていた指導者たちの捨てたイエス様が、真の神の国を建てる親石となられたことに注目すると良いでしょう。