① 神から預かったものを私物化せず、神のものとして大切にする
② イエスと十字架に至る物語として味わう
①の場合、地球の環境保全や「持続可能でよりよい世界を目指す」(SDGs)などに触れ、神さまから預かったこの世界(恵み)を大切にしていくという流れで考えられるでしょう。
②の場合、登場人物などがたとえられているものを、それぞれ「主人」(神)、「ぶどう園」(イスラエル)、「農夫」(イスラエルの指導者)、「僕」(預言者)、「主人の息子」(イエス)と理解し、神の期待と人間の現実、加えてイエスの意味を伝えられるとよいでしょう。
隅の親石とは、建物を建てる時に土台となる石です。現代の建物の多くは建物全体の土台をコンクリートで作り基礎と呼びますが、和風の建物は大きな石の上に家の柱を立てました。柱の数だけ土台の石があります。石造りの建物では、たくさん積まれた石の角に当たる一番下に大きな石を置きました。その石には他の石でできている壁と壁をつなぐ役割もありました。隅の親石というとき、土台であり、壁と壁とをあわせるように、人と人とを結びあわせて支えてくだるイエスさまをイメージすることができます。