TNG The Next Generation

2020年7月19日 聖霊降臨後第7主日

福音書 マタイ13:24~30, 36~43
第一の日課 イザ44:6~8
第二の日課 ロマ8:12~25

今週の聖句

「正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。」
マタイによる福音書13章43節

ねらい

太陽のように、輝いて生きる。

説教作成のヒント

マタイ福音書では、明らかに神に選ばれる良い麦と、切り捨てられる毒麦に分けて考えている。その場合、毒麦は種の時点で毒麦である人生が決定される。そこに救いの余地はない。

しかし、イエスは「良い麦を間違えて抜かないように、毒麦も成長させるように」とたとえ話の登場人物に語らせている。「生き方次第で良い麦に変わることができる、実った時に良い麦であれば良い。」と考えておられるのではないだろうか。

豆知識

説教

今日は、麦畑の中に、体に悪い毒麦が蒔かれてしまったという物語を聞きました。
 麦は砕き、細かい粉にします。それを水でこね、色んなものを混ぜていくと、美味しいパンが出来上がります。けれども、そこに毒のある粉が混ざったらどうでしょう。粉にした後に気づいた時には、もう遅い。全部捨てなければいけません。もし、毒麦が混ざった粉でパンを作って食べてしまったら、具合が悪くなってしまうからです。
 イエスさまは、葉っぱが似ているので、実ができるまで待ってから抜くように言われました。そうすれば、少し実の付き方が違うので、見分けることができるのだというのです。

 さて神さまは、良いモノ・悪いモノを分けていき、悪いモノが抜き、焼き捨ててしまうのだというのです。
 この世界には良いことと悪いことがあります。そして、良いことをする人も居れば、悪いことを企む人もいます。悪いことをする人も、好きな人には優しくします。つまり、「悪い」と言われる人でも、すぐに良いことをする人に変われるということです。
 「毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそうなるのだ。」(マタイ13:40)とは、とても怖い言葉です。でもそれは、「今、あなたに優しく生きてほしい。」という神さまの願いだと思うのです。
 「正しい人々はその父の国で太陽のように輝く」(43)。暗いトゲトゲした気持ちではなく、キラキラ太陽のように誰かに笑顔を渡せたら嬉しいです。イエスさまはあなたと一緒におられます。そんなあなたが、素敵に輝いて生きていけるように願っています。

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

旧版4番「けさもわたしの」、改訂版11番「明るい光を」。

やってみよう

はなしてみよう

①良いモノ・悪いモノ判断ゲーム。朝ごはんは米orパン?不登校は善か悪か?自殺は?とディスカッションしていく。善悪については答えの出ない問題が多くあることを知る。

②大豆と小豆を箸で分けていくゲーム。

印刷用レイアウト

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