・十字架で死なれ、復活なさったイエスさまは、神さまのもとから来られ、神さまのもとに帰られるべき神さまです。イエスさまが天に昇られたことによって、わたしたちも神さまの許に招かれています。
・イエスさまが天に挙げられるということは、どういうことでしょうか。それは、イエスさまが、もともといらっしゃった天へと帰っていくことです。
・イエスさまにとっての「里帰り」ともいえましょう。天に先立たれたイエスさまに導かれて、わたしたちもキリストのおられる天に招かれています。
・聖書の中で、天に挙げられた人物はイエスさまの他に、エノクとエリヤの二人。
・ユダヤ教では、他にもアブラハム、モーセ、イザヤなど、多くの人物が天に挙げられたと考えられています。
先日、わたしたちは、イースターをお祝いしましたね。イエスさまは十字架におかかりになら れ、お墓に葬られ、復活し、弟子たちに姿を現してくださいました。実は、聖書には、イエスさまが復活して弟子たちに現れた日数が記されています。何日だと思いますか? 答えは40日と書かれています。カレンダーを見ながら、正確に数えると、イースターから40日というのは一昨日の金曜日でした。それでは、その金曜日に、イエスさまはどうなったのでしょうか。イエスさまは、お墓に戻って、眠りについたのでしょうか。また、そうではなく、弟子たちの前からこつぜんと姿を消されたのでしょうか。そうではありません。聖書には、どう書いてありましたか? そうです、イエスさまは天に昇られたのです。これは、どういうことかというと、イエスさまは、天というふるさとに帰っていったということです。この中に、遠くに、おじいさんやおばあさんがいるという人はいますか? たまに帰ると、とっても優しく迎えてくれますね。まさに、イエスさまが、天に帰られたということは、わたしたちにとっても同じことだと思います。わたしたちは、イエスさまから愛されながら生きています。そして、困ったらイエスさまに助けを呼び求め、イエスさまに助けられながら生きています。このようなわたしたちも、いつか、イエスさまがおられる天に帰っていくとイエスさまは約束してくださいます。そして、わたしたちがいつか、イエスさまに導かれて、天に招かれるとき、神さまは、遠くに住むおじいさんやおばあさんのように、わたしたちを優しく出迎えてくださるのです。そのために、イエスさまは、わたしたちに先立って天に昇られたのです。今日、イエスさまは天に昇られましたが、弟子たちは寂しい思いをしませんでした。イエスさまが約束して降った聖霊という神さま弟子たちに降ったからです。来週は、そのことをお祝いする礼拝です。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□132番 「みんなでいっしょに」
□92番(改訂版) 「たたえよ、この日」
<用意するもの> コピー用紙(白) 画用紙 (顔用)サインペン
作り方
①コピー用紙をたて長に置き、2つに折る
②2枚一緒に線の所を切り込みを入れ、点線の所を後ろ側に折る。
③うでの部分を点線の様に折り上げて、手を上げている様に上に向ける。
④画用紙に自分で体に合うような大きさのイエス様の顔を描く。
⑤画けたら切りとり、顔に貼る。
・天に上げられたイエス様を見て弟子たちはどんな事を思ったのだろう。
・「高い所からの力」(49節)って何かな?