世界の大きさと比較させ、神さまの愛がどれほど大きなものかを理解させる。

ヨハネ福音書は物語形式の単元よりも説明調で説教スタイルの箇所が多いので子どもたちに伝えるのが一苦労である。この単元の「神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された」はとても有名な箇所であるが、幼稚園から小学校低学年の子どもに説明をするとなるとやはり難しいので、何らかのツールを用いてメッセージをしたいところ。「世」とは英語の「ワールド」のこと、つまり「世界」を意味する。よって、全世界を見せるため世界地図、あるいは地球儀を用意したい。また、Ipadで地球の写真、あるいはアメリカや日本の国旗を見せて世界を説明するのも一つの手だ。なお、受難節に選ばれている箇所としてイエスさまの受難にも触れて行きたいところだが、ここではあえて神様の愛の大きさを伝える工夫をより重視したい。

ヨハネ福音書において「世」とは元来、イエスと敵対関係にある概念である（「世は言によって成ったが、世は言を認めなかった」ヨハネ1:10）。「言」はイエスを指す。敵対関係にあったこの「世」に、神はその独り子を遣わす決断をされた。ここに愛がある。

＊讃美歌は”こどもさんびか”（日キ版）より

□５番 「かみさまは」

□改訂４９番 「神様はそのひとり子を」

(Lv.1)16節、神様は世を、どうされたでしょう？（答え：「愛された」）

(Lv.2)神様は、信じる者に何をくださるでしょう（答え：「永遠の命」）

(Lv.3)15節から18節の間で、イエス様をあらわしている言葉はどれでしょう。３つあります。（答え：「人の子」「独り子」「御子」）

(Lv.4)今日の箇所で「光」と「闇」が出てきましたが、ヨハネ福音書の中でこれらが最初に出てくるのはどこでしょう？（答え：「ヨハネ1章5節」）

(Lv.99) 今日は「四旬節第４主日」です。この「四旬節」の後にやってくるお祝いは何でしょう？（答え：イースター）

☆愛がいっぱいカードをつくろう

＜用意するもの＞　画用紙（大きさは自由）、折り紙、のり

①画用紙いっぱいにハートの形を描く。

②好きな色の折り紙を小さくちぎる。（何色かづつ）

③画用紙のハートの中にちぎった折り紙をペタペタ貼る。

☆主イエスの愛をたたえて歌おう

「友よ歌おう」より

「すンばらしき主イエスの愛」をジェスチャー付きでで歌おう。

「どんなときも私たちは神さまの大きな愛に包まれています。神さまの愛を心に感じると

すごーくあったかい気持ちになるよね。」

・みんなは外国に行ったことはあるかな？それはどこかな？

（世界中の人を愛している神様ってすごいね、と伝えたい）

・最近風邪を引いた人とか、ケガをした人とか心配している人はいますか？

（みんなのママもパパもみんなのこと心配しているよ、神様と同じくらいに...）