☆心を軽く
お友だちに嫌な事しちゃったな。家族に嫌な事言っちゃったなという気持ちでいる時、許してもらえたらどんなに嬉しいかを体感してみよう!
<用意する物>
(紙・えんぴつ・消しゴム・箱)
①学校で、家で、放課後や学童で、近所の子と遊んでいる時、友だちや家族(お父さんお母さん妹弟兄姉祖父母)などに対して意地悪をしたり、悲しい思いをさせたりした事を紙に書いてご覧。1人1枚でも2枚でも(小学生低学年や幼稚園保育園児はヒントを与えたり、聞き取って代筆したりしてサポートする)書く。
②書いたら箱に入れる。さっきまで軽い箱だったのに今は持てないくらい重い箱になっています。みんなのした嫌なことがぎっしりつまっているから。
③どうしたらこの箱軽くなる?一緒に考える時間を設ける。「許してもらう」→「どうすれば許してもらえる?」→「いけなかったな悪かったなと思う」
④反対に友だちに嫌なことされたら怒りたくなるよね。でも友だちに「ごねんね、もうしないよ」って言われたら許してあげるよね。
⑤みんなの嫌な気持ちで重くなったこの箱、みんなが悪かったなと思えばきっと許してもらえるはずです。そうすると気持ちが明るくなって、心が軽くなるね。そうするとこの箱も軽くなるのです。
⑥すべてを御存じの神様に今日の学びを報告しつつ、友だち同士、家族同士、嫌なことを見たり聞いたりした時にはいけないよと言える勇気を与えてくださいとお祈りしましょう。
Ⅰ.
①昨日までの1週間で家族やお友達とのやりとりで、とても腹の立ったことを思い出して、書いてみましょう。
②自分がしたことで誰かを怒らせたかも、と思ったことを思い出して書いてみましょう。→発表できる子どもは発表する。イエス様は、そういう時どうしたら良いとおっしゃったでしょうか。
Ⅱ.
説教の中で紹介した大沼保昭さんの文章にある「戦争」を身近な問題に、「国家」を「多数派で力の強い側」に置換えて、自分たちならどう考え、行動するかを考えてみよう。自分は絶対正しいと主張する人たち(自らを省みない人たち)と、自分の弱さを自覚しつつ正しいとは何かを考える人は、ふるまいが違うことを話してみよう。きっと、子どもたちのほうが、直感的にこの違いがわかるはずだから。