・一人では弱くとも、二人いることによって人は強められることを知る。
・神さまを信じ、従うことが厳しい時もあるが、神さまは必ず力を与えてくださることを知る。
・自分たちにとって「旅」とは何かを考え、弟子たちの「旅」と比べてみる。
・イエス様のご用のために歩む「道」は決して簡単なものではないが、そのために与えてくださるイエス様の恵みを考える。
・二人が一組になって行動するのはユダヤの習慣であった。
・「杖」は野獣を撃退するために用いられた。ここでは旅をする際の危険防止のための杖である。
・巡回伝道者から教えを聞く者が、伝道者のために宿泊や必要なものを準備するのが当時の習慣。より良い待遇で迎える家があっても、そちらに移るような事はしてはならないとイエスは命令した。
・ユダヤ人が外国旅行をしてパレスチナに帰った時、異教の汚れを聖なる地に入れないために国境で足の埃を払う習慣があった。福音の宣教を拒否する者たちにも同様に「足の裏の埃を払い落とす」(11節)という象徴的な行為をイエスは命令された。
・13節「油」は古代には医薬品として用いられた(イザヤ1:6)、弟子たちは油を塗って病人をいやした。