自分を諦めないで神さまが導いてくださる方向を向いて希望を持つことができますように。
子どものなりたい職業は夢の宝庫で、その可能性は無限大ですが、それが全て実現するとは限りません。むしろ、大人になるにつれて自分の可能性に限界を感じて、現実的なところに選択肢を絞っていくことの方が多いでしょう。しかし、大人になって現実的に物事を考えるようになったとしても、8節でイエス・キリストが「『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる」と語るように、私たちの生まれや過去のいきさつは置いといて、なお可能性は無限にあります。
子どもの頃と可能性の中身が変化するだけです。自分に見切りをつけてしまうのではなく、神さまが必ず私に良い生き方を示してくださることに信頼し希望を持つことができたら、道は開かれます。
聖書の「悔い改める」という言葉は、直訳すると「向き直る」という意味です。神の方向から外れて別の方向を向いてしまっているのが罪です。罪は「的外れ」という意味の言葉が使われています。的外れの状態から向き直って神の方向を向くことが「悔い改める」ということです。私たちの生き方は時に様々な方向に迷ってしまいますが、神の言葉を聴いて向き直って神が導いてくださる方向に戻っていきます。
大人になったら何になりたいですか? どうしてそれになりたいのですか? かっこいいから、楽しそうだから、人の役に立ちそうだから、お金がいっぱいもらえそうだから、いろんな理由があると思います。どんなお仕事でも、自分がなりたいものになれたら素敵ですね。そのためには頑張らないといけないこともあります。もしパイロットになりたいなら、目が良くないといけないので、目が悪くならないようにしないといけません。もしユーチューバーになりたいなら、他の人が思いつかないようなアイデアをいっぱい考えたり、パソコンやカメラを上手に使えないといけません。もし博士になりたいなら、たくさん勉強をして、たくさん本を読まないといけません。皆さんが本当にやりたいことを見つけたら、それに向かって頑張ることが皆さんにはできると思います。でも、どんなに頑張ってもダメだと言われたら、とてもつらいことです。この仕事は男しかできないから女がどんなに頑張ってもダメだと言われたり、あの仕事はお金持ちの家に生まれないとなれないから普通の家の人がどんなに頑張ってもダメだと言われたりしたら、そんなの私のせいじゃないのにと思って悲しくなります。いつどこに生まれるかなんて自分では選べないのに、それを理由にして無理だと言われたら、どうしようもありません。そうなったら、もう諦めないといけないのでしょうか 。そんなことはありません。神さまは、男も女も関係なく、お金持ちかどうかや外国人かどうかも関係なく......、いつどこでどんな家に生まれても、あなたに良い生き方ができるようにたくさんの恵みを準備してくれています。皆さん一人ひとりのために、神さまは生きる道を用意してくれています。どうせ、もう、これで良いやと諦めないで、神さまが導いてくださる方向を目指して、生きていきたいと思います。
(執筆: 多田哲牧師)
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)123番「かなしいときにも」、改訂版65番「しゅをまちのぞむアドヴェント」(1〜3)。
ジンジャークッキー〈30枚分材料 バター〉100g、粉糖50g、卵黄1個、生姜チューブ30g、薄力粉200g、シナモン小さじ1
・ボウルでバターをクリーム状になるまで混ぜたら、粉糖を入れてしっかり混ぜ合わせる。
・卵黄を入れてよく混ざったら、生姜チューブを入れてさらに混ぜる。
・薄力粉、シナモンを振い入れ、さっくり混ぜる。
・生地をまとめ、麺棒で厚さが均等になるよう延ばす。
・オーブンを180°Cに予熱し、天板にクッキングシートを敷いて生地を好きな形にくり抜く。
・180°Cで12〜15分焼いたら、粗熱を取って出来上がり。
出来上がったクッキーは、袋に入れてクリスマスツリーに飾ったり、お家の人にプレゼントしよう。
クッキーを作っている間に、大きくなったら何になりたいかみんなで話してみよう。
将来に何になりたいですか?
今までで、何かあきらめたものがありますか?
これが神さまの用意してくれた道だと、どうやったら分かると思いますか?