この世の権力ではなく真理に属するキリストを見上げる 神の国は神の正しさと愛があふれるところ
・国籍を考える。いろんな国に行ったが、パスポートが重要。ビザがなくても入れる国、入れない国、お金を出して買う国など、いろいろ。
・日本にいろいろな国の人が来てくれて、一緒に生きている。私(徳弘)もブラジルに住んで「ガイジン」を経験した。日本人ではなく、アジア人でもなく、地球人、いや、神の子だという自覚に目覚めさせられた。
・尊敬や差別、国だけで知らずに分け隔てをしていないか。
・イエスキリストはこの世の王様ではない、この世の国籍が問題ではない。神様の子ども、神の国を見よう。
・今日は一年の最後の日曜日。聖霊降臨後最終主日、または「永遠の王キリスト」の日。教会のカレンダーの一年の最後の日、この世の王ではなくて、すべての人を神の正しさと愛で治められるキリストを見上げる日です。
・エフェソ 2.19-22 従って、あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、 使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。 キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。
・フィリピ 3.20-21 しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。
レストランに行ったら、名札にカタカナの名前を書いているお姉さんが注文とりに来たので、聞いてみました。「どこの国から来られているんですか?」って。そしたら、「あ、私、めちゃ日本人です!」って笑顔で言われました。名札のカタカナは会社の名前だそうです。ちょっと恥ずかしかったです。外国の人がたくさん来てくれて、日本で働いてくれています。幼稚園や保育園、教会のお友達も、外国から来た人や、おうちの人が外国の人ということもあるでしょ。とっても嬉しくて、お友達になるのが楽しみです。困ってる人がいたら、ゆっくりの日本語で声を掛けます。喜ばれることも多いです。
今日の聖書は、イエス様が聞かれています。「あなたはユダヤ人の王様なのか?」と。聞いた人は、ピラトという人。ユダヤの国を力で支配しているローマという国から送られた強い力がある人。「そうだ」ともいえないし「違う」とも言えない、むつかしい質問でした。イエス様は答えました。「私の国はこの世の国とは違う」と。苦し紛れの言い訳ではありません。イエス様は神の子、この世を救うために王様みたいな方として送られました。でも、普通の王様とは違うんだ。そこが大切なところ。
力やお金でみんなを黙らせる王様じゃなくて、優しい言葉と愛でみんなを安心させる方。国と国が分かれているんじゃなくて、世界中全部の王様。神様の国は、神様の正しさと愛があふれている国。神様と人がつながり、人と人もつながっている国です。それはちょうど、大好きなお友達と手をつないで、ちょっと苦手なお友達とも手をつないで、その輪が先生ともつながっていて、先生が神様と手をつないでいるようなもの。世界地図のなかの、どこの国とか関係ありません。みーんな神様の子ども。いろんな人と仲良くして、困っている人がいたら、声をかけてあげよう。助けたり、助けてもらったりしようね。あなたも、その国のひとりだから。
でもね、飛行機に乗るときに「あなたはどこの国の人ですか」って聞かれたときに、「神様の国です」って言わないでね。
(執筆: 徳弘浩隆牧師)
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)44番「わたしたちはしゅイエスのこども」、改訂版123番「わたしはしゅのこどもです」。
<用意するもの>画用紙(人の形に切ったもの 一人...8枚)、セロテープ、木工用ボンド
・人の形に切った画用紙を1枚だけ取り、一つだけで立たせてみよう。立たせられるかな?難しいね。
・今度は残りの7枚を手のところを少し折って、手をつなぐように一つずつ手と手にボンドをつけて、貼り合わせていこう。
・全部つないだら、丸く円になるようにつなげてみよう。
・それでみんなで立てるようになったかな?
・手をつなぐと、みんなで立つことができる!神様の世界も同じだね!
・外国のお友達がいたら、お互いに紹介しましょう。知っている国のことを話しましょう。
・世界にはどのくらいの国があるかな?たとえば、こないだのオリンピックに出た国や地域の数を調べてみよう。
・宇宙から撮った地球の写真を見てみよう。国と国の境、国境は見えないよね。みんなで仲良く平和になるにはどうしたらいいか、話し合ってみよう。
・ルーテル教会があるほかの国はどこだろう?調べて話し合ってみよう