私たちの教会はイエス様がのっておらえる舟。信仰によって恐れることはない。
自然の脅威の中でどうすることもできない弟子たちが、自然さえも従わせるイエスの神の力をみるという箇所です。弟子たちはイエスの言葉によってガリラヤ湖を横断することになりました。しかし突然暴風が吹いてきます。弟子たちの多くは漁師ですからこの状況が大変危険であることを知っていました。死の危険を感じたのでしょう。どうすることもできない恐怖の中でイエス様をさがしています。するとイエス様は眠っておられました。起き上がったイエス様は風を叱りつけ静かにさせました。弟子たちは恐怖の中にいます。イエス様が誰かを知らなかったからです。イエス様は神様なのです。神様が共におられる。いまここにいてくださる。そこに平安があるのです。
イスラエル北東部、ヨルダン地溝帯の海抜マイナス213mに位置するガリラヤ湖は、イエス様の布教活動の中心地として知られています。パンと魚の奇跡や湖面の上を歩く、嵐を鎮めるなど、新約聖書に示されているイエス様の数々の奇跡の舞台となりました。ガリラヤ湖の大きさは南北に21km、東西に13km、最大深度は43m、周囲は53kmあります。琵琶湖の約4分の1の大きさです。
イスラエル最大の淡水湖です。地中海からの風が吹くと暴風が吹き荒れます。
今年も1月に大きな地震が能登半島でありましたね。神様はどうしてこんなにたくさんの地震を日本に与えられるのだろうね。この地震で神様は何を語ろうとされているのでしょうね。先生もわからない事ばかりです。地震だけでなく世界中には戦争がおこり平和がやってきませんね。「もし神がいるのなら」「神はなんで戦争に黙っているのか」「神なんていない」と思ってしまいますよね。それって不安だからですよね。みんなもどうなるかって不安はありませんか。それを「恐れ」といいます。私たちにとって怖いことがたくさん。だから不安もいっぱいですよね。
イエス様と弟子たちは向こう岸に渡るため舟にのりガリラヤ湖に漕ぎ出しました。しかし途中で激しい突風がおこり舟は大波をかぶって沈みそうになりました。弟子たちはこの暴風のなかでどうしてよいかわからなくなりました。自分の命が危ないと思ったのかもしれません。怖くて怖くて仕方がないようです。どうすることもできないでブルブル震えながらイエス様に助けて下さいと言いに行きました。するとイエス様は眠っておられました。そうなんです。イエス様には怖いはありません。不安もありません。だって神様だから。必ず向こう岸へ着くと知っておられるから。そして弟子たちの願いに、風と湖を叱りつけるという方法でガリラヤ湖を静かにさせました。弟子たちが一番恐れたのはそのイエス様に対してでした。
弟子たちは「いったい、この方はどなたなのだろう」と驚いています。彼らは荒れ狂う風や湖の中にイエス様を見たのです。恐れの中で、イエス様をみつけて安心したのです。いや、イエス様の御言葉をきいて安心したのです。目の前にある自然の脅威のなかで神様をみたのです。
どんな時にも、何が起こっても、私たちのイエス様はいつも一緒にいて下さいます。そのイエス様を見つけることが出来たらいつだって怖がる必要はないです。だってイエス様はいつだって助けてくれるのですから。
(執筆: 立野泰博牧師)
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)107番「イエスさまって」、改訂版4番「つくりぬしをかんしゃします」。
<用意するもの>
画用紙・のり・セロテープ・ハサミ・筆記用具・大きめの箱
一人一人、自分にとって怖いものは何ですか?それを紙に書きだしてみよう。
①大きめの箱に船の絵を貼る。(箱の両面に船の絵を貼ると、よりリアルに見える。)
船は一つだけ作る。みんなの真ん中に置く。
②その船に手を広げたイエス様を作って乗せてみよう!(嵐も静めてくださったイエス様
を思って作ってみる)
③作った船の中に、さっき「自分にとって怖いもの」を書いた紙を入れる。
*みんなでお祈りしよう。神様はいつも私たちのそばにいてくださいます。恐れずに歩めますように・・・
皆さんはなにか怖いことがあります。怖かった時にはどうしますか。
どうすれば怖いことがなくなるでしょうか。