神の神秘を尊ぶ
・三位一体主日は、神様が「三つで一つ」であることをお祝いする日です。
・父なる神様は神様、イエス様も神様、聖霊も神様です。
・なおかつ神様はお一人です。人間の目には三つに見えても、神様から見ると一つです。
・三位一体は人間には理解することや説明することができない「神秘」です。教会はその「神秘」を大切にしています。
・三位一体主日は聖霊降臨(ペンテコステ)の次の日曜日として10世紀頃に導入された比較的新しい祝祭日である。これは他の祝祭日と違って出来事や人物を記念するものではなく、神学的な教義を表現する祝祭日となっている。
・三位一体は4世紀のニカイア公会議(325年)で確定したキリスト教の教理で、「三つであり一つ」「区別されるが分かたれることはない」神の在り様を指す。父なる神は神であり、子なるキリストは神であり、聖霊なる神は神であり、なおかつ神は唯一である、という理解に基づいて、人間の目には区別があるように見えながらも分かたれることなく一致して働かれる神の姿を表現している。
1たす1たす1はなんでしょうか。3だよね。大正解です。でも教会の大人たちは不思議なことを言っています。神様は三つで一つ。1たす1たす1は(特別に)1。これ聞いたことがあるかな?
父なる神様、イエス様のお父さんは神様だよね。その子どもであるイエス様も神様だよね。あと先週はイエス様に代わって聖霊が私たちのところに来てくれたってお話をしたけど、その聖霊も神様だよね。父なる神様は神様、イエス様も神様、聖霊も神様です。
でも教会では神様が三人いるとは教えていません。そうじゃなくって、神様はただお一人だと言われています。三人いるのに一人って、なんかヘンだよね。計算間違ってるよね。でも人間の目には三つに見えても、神様から見ると一つなんだそうです。
こんな風に、神様はとっても不思議です。私たちは神様のことをなんにも知らなくていいわけじゃないけど、神様のことを全部知ることはできません。絶対に、人間には説明できなかったり、人間にはよくわからなかったりすることが残ります。
教会はそんな神様の不思議のことを「神秘」と呼んでいます。「神秘」は神様の秘密のことね。神様の秘密には、深い深い意味があって、それはとても大切なものです。
だから教会はこの「神秘」を大事にしています。みんなもこれから、人間には説明できないことや人間にはわからないことに出会うかもしれません。それは大事な経験です。そんな時はこの「神秘」「神様の不思議」っていう言葉を思い出してみてください。
(執筆: 森下真帆牧師)
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)8番「せいなる」、改訂版20番「かみはそのひとりごを」。
<用意するもの>透明なプラバン(1人3枚、全部に穴を開けておく)
黒い油性ペン 明るい色の油性マジック アルミホイル オーブントースター
穴あけパンチ 紐や金具 アルミトレイや古い雑誌(クッキングシート) 割り箸など
説明用の文字を書いた焼く前のプラバン
準備
・プラバンは種類によりますが加熱後約1/4に縮むことを踏まえて必要な大きさに切ります(大きさや焼く時のコツはYouTubeやインターネットを参考にしてみてください)
・穴を開け、角が危ないようであれば準備の段階で切ります
・それぞれのプラバンに文字が重ならないように黒い油性ペンで「ちちなるかみ」「こなるかみ」「せいれいなるかみ」と書く
この時に、3枚重ねると円になるように書きます
活動
1.プラバン3枚「ちちなるかみ」「こなるかみ」「せいれいなるかみ」を1つに重ねながら『3つのはたらきが1つでかみさま』という説明をする
2.「ちちなるかみ」「こなるかみ」「せいれいなるかみ」をこどもと一緒に言ってみましょう
3.滲むのを防ぐためプラバンの文字が書かれてない方に色を塗ったり絵を描く
4.トースターにアルミホイルを敷いてその上で焼く
5.縮みきったら素早く取り出しアルミトレイなどで平らにする(古雑誌を使うときはクッキングシートなどで挟むと色移りが防げます)
6.冷めたら金具や紐をつけてできあがり。
・「神様は三つで一つ」の「三つ」とは何と何と何でしょうか。
・人間には説明できないことには、例えばどんなことがあるでしょうか?