神様はすべての人を救いに招き、イエス様が導いてくださる
・天の国の王様、つまり、神様は、すべての人を救いに招いてくださっています。それは祝宴に招かれるようなものです。しかし、人間の自己中心の性格は、神様の祝宴に招かれても自分の都合を優先してしまいます。結婚式に相応しい服装をして来ない者のように、神様の祝宴への招きを尊いものとできないのです。
・私たちは、暗闇をまとう者であっても、イエス様によって「キリストを着る」(ガラテヤ3:26)者とされています。本来、神様の祝宴に選ばれるはずのないような私たちが、イエス様によって導かれているのです。日課の聖句は厳しい言葉ですが、イエス様の十字架の出来事と重ねて聞いた時、また違って聞こえてくることでしょう。
・聖書の中では、天の国(神の国)と祝宴とを重ねて語ることがしばしばあります。天の国は、心から喜ばしい祝宴の席に招いてくださる神様の想いが溢れるところです。
・聖書に記されるような、当時の結婚式は1週間近く続くものであったようです。このような式での礼服は、招待する側が用意したという説もあります。
みなさんは、結婚式に参加したことはありますか。神様の祝福を受けて、新しい家族の歩みが始まるお祝いの式です。多くの場合、結婚式の後半では、美味しい食事を囲んで、みんなでお祝いをします。結婚式を想像するのが難しい人は、クリスマスやイースターの礼拝の後にある祝会をイメージしてみてください。ごちそうがたくさんならんで、みんなが嬉しい気持ちになって、おめでとう!って言い合う時ですね。もし、まだ参加したことがないよっ!っていう人は、ぜひ、今年のクリスマスの礼拝に参加してみてくださいね。
ある時、イエス様は、天国は、その結婚式のお祝いのようなものだと言いました。天国は、みんなを嬉しい気持ちにさせる神様の思いが溢れるところなのですね。ある王様が、王子のために結婚式をしました。沢山の人が誘われました。でも、ある人は用事があるからと言って断ってしまいました。だから、その人は、嬉しい楽しいお祝いに参加することができませんでした。また、ある人は、そのお祝いを大事にできませんでした。ふさわしい服で参加しなかったのです。その人は、気持ちも嬉しくありません。だから、もしごちそうを食べたとしても、ぜんぜん美味しくなかったことでしょう。そして、結局、そのお祝いから追い出されてしまいました。せっかくのお祝いなのに、嬉しい気持ちで参加できないのは残念なことですね。イエス様は、たとえ話を通して、神様の誘いを素直に受けて天国のお祝いに参加してくださいと語りました。
私たちはこの話を聞いて、こんな自分が誘われているのかな?参加して良いのかな?って思うかもしれません。でも、大丈夫。神様はすべての人を招いてくださっていますし、イエス様がみんなを素敵に装ってくださいます。神様を信じる素直な気持ちで、神様にOK!って答えてくださいね。
(執筆: 小澤周平牧師)
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)7番「イェスさまきょうもわたしを」、改訂版47番「ちいさいこどもの」。
結婚式に招かれた人は、礼服(晴れ着)を着ることによって招いてくれた人に感謝の気持ちを表します。
今日は、お世話をしてくれたり、仲良くしてくれたり、色々なことを教えてくれたり…そんな身近な人達に「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。
言葉や手紙やカード…方法は様々です。それを考えるのも楽しいですね。
そして、いつも大きく手を広げて私達を招き、迎えて下さる神様に、「今日もこのような恵みを与えて下さってありがとう」という気持ちを忘れず毎日を過ごしましょう。
又、周りの人に親切にすることや、困っている人に手を差しのべることも、神様に「ありがとう」を伝える方法の一つかもしれません。
いつも心に神様からの愛をいっぱいにして過ごしましょう。
・教会で行う結婚式に参加したことがあれば、はなしてみよう。
・もし、今日、イエス様の誘いを受けたらどうする?と、はなしてみよう。