・人として生まれ、復活して生きて働かれ、そして、終わりの時に再びやって来られるキリストが子供たちの心の中に到来しますように、キリストを待ち望むイメージを子供たちの心の中に描きましょう。
・教会暦の新たな始まりは教会暦の終わり、即ち、世の終わりがあることを、私たちに覚えさせます。再臨のキリストが来られることを覚える時、目を覚まして生きることの大切さに私たちは目覚めます。
・待降節はラテン語による「アドヴェント」と呼ばれ、キリストの肉による到来(降誕)と同時に、終末におけるキリストの到来(再臨)を覚える時となり、待降節はこの二つの意味において待望の時となります。
・典礼色は紫または青を用います。青は闇が最も深い夜明け前の色であり、この世の闇の中にキリストという光の到来をキリスト者は待ち望むのです。
・待降節は4週間あり、降誕祭への準備の期間と言えます。カトリック教会では待降節第3日曜日、喜びを表すバラ色を用いることがあります。
今日、私たちは教会の暦による1年の始まりを迎えました。この日曜日から教会の1年は始まります。クリスマスを迎えるまでの4週間、私たちはイエス様がわたしたちの所にやって来られるその時を待ち望んで礼拝をします。
待降節の意味を皆さんは知っていますか?待降節と呼ばれる教会の“きせつ”はイエス様のお誕生、クリスマスを迎えるために心の準備をする時です。イエス様がこの世にお生まれになるクリスマス、そのための用意ってなんでしょうか。
聖書は「目を覚ましていなさい」と私たちに言います。眠っていては何故、だめなのでしょうか?何故なら、眠っていては、イエス様が来られた時、イエス様をお迎えすることができないからです。大切な私たちの救い主、イエス様をお迎えするために私たちは場所を整え、食事を用意して、もてなしの準備をしなければならないでしょう。大事なお方がやって来られるから。
でも、もっと大切なことがあります。それはイエス様が来られることを心から喜んで待つことです。皆さんが何かをすごく楽しみにして待つ時を想像してみてください。例えば、クリスマスプレゼントを受け取ることを楽しみにしてサンタさんを待っている時、心が躍って、眠れないのではないでしょうか?
お父さんやお母さんは「早く寝なさい。寝ないとサンタさんが来ないわよ。」って言うかもしれません。でも、みんなは早くプレゼントが欲しくて、待ち遠しくて、待ち遠しくて、たまりません。そんな時は眠くならないのが不思議です。
嬉しくて待ち遠しい時、私たちの目は輝きます。何故なら心が目覚めているからです。イエス様は来られます。だから、私たちはアドヴェントを通してイエス様が私たちの所に来てくださるように祈りましょう。「主よ、来てください。」
(執筆:平岡仁子牧師)
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)60番「かみよわたしの」、改訂版65-1.番「しゅをまちのぞむアドヴェント」。
アドベントが始まりました。少しずつ献金をして、クリスマス礼拝の時に神様にお捧げしましょう。献金だけではなく、神様への感謝のことばを手紙にしてお捧げするのも良いでしょう。
<用意するもの>
・トイレットペーパーの芯(人数分)・色画用紙(15×18cm)(人数分)・白のコピー用紙(1~2枚)・ピンキングハサミ・セロテープ・のり・リボン・シール・カッターなど
1.トイレットペーパーの芯を縦にして、上から2.5cmのところに、横向きにお金を入れるための切り口をカッターで入れる。(低学年はあぶないので、あらかじめ切っておいた方が良いでしょう。)
2.縦長に、芯の切り口が中央にくるように、画用紙を巻きつけ、セロテープで止める。
3.芯の切り口に合わせて、画用紙に切り込みを入れ、上下の口の部分を折りたたむ。
4.コピー用紙を7×5cm位になるようにピンキングハサミで切り、横長にして、今日のみことば「忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。」ルカ21:19と書く。
5.切り口の下にみことばを貼る。
6.リボンやシールで飾りつけをすればできあがり。
・何かを期待して、待ったことはありますか?その時、心が目覚めていましたか?