2021年12月5日 待降節第2主日
ルカ3:1〜6 マラ3:1〜4 フィリ1:3〜11

今週の聖句

「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。」
ルカによる福音書3章4節

ねらい

「クリスマスを迎えるために、私たちの心をきれいにする」ことを伝えたい。

説教作成のヒント

・ユダヤは高地、低地、川、山などの自然が豊かな土地である。

・「曲がった道、でこぼこの道」なども多くあったことと想像できる。

豆知識

・「わずかの国土はきわめて小さな範囲のなかにきわめて変化の多い様相を呈する。数時間にして、楽園にあるかのような湖のほとりから山々の頂上、乾ききったくぼ地、あざみの生えた岩くずれの地の、安定性のない荒涼の地に移り行くことが出来る。…5リュ(約4.8キロ)もはなれると、同じくぼ地にアフリカのサヴァヌを思わせる見事な森林があるかと思えば、また恐るべき場所が見られる。そこに一切の生命の存在はなく、またそこには錫板のような湖の水面が、そのまわりをかこんでいる草木のまったくない深い岩壁の斜面の中から照り映えている。…焼けつく砂漠の風に苦しんだ隊商の御者たちはヘルモン山の頂きに輝く雪を眺めて希望をとりもどすというありさまである」 「イエス時代の日常生活」Ⅰ p12

説教

・姿勢が悪くしてお弁当や給食を頂くと、お弁当や給食はどこにいくかな? もちろん、ちゃんとお腹の中に入ります。でも、お腹の中に入っても、必要な栄養がおかずから取り出せないことがあるかもしれません。そうすると、みんなの体はだんだん元気をなくしてしまいます。みんなが元気がなくなって幼稚園、保育園に来られなくなり、行けなくなると、お弁当を作って下さった方、給食の方、幼稚園、保育園の先生たちは悲しくなって心配になります。もちろん、お具合が悪くなるみんなも大変です。だから「まっすぐ」な姿勢で食べるということは大事なことですね。

 今日の聖書は「イエスさまの道を、まっすぐにしよう」と書いてあります。イエスさまはどんな道を歩いたのかな? お花がたくさん咲いている道も歩きました。でも、暑い砂漠も、石だらけの山道も、泥だらけの道も歩いて下さいました。そして、困っている人、悲しい気持ちでいる人のところへお出かけ下さいました。

 イエスさまは、曲がった道もまっすぐな道もお好きです。でもみんなは、出来れば「まっすぐ」ということを大切にしてほしいと思います。まっすぐな姿勢、まっすぐな気持ち。それが、まわりの人たちを嬉しい気持ちにさせ、みんなの心も体も守ることになるからです。

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

旧版(1987年版)36番「しゅイエスのみちを」、改訂版65番の1 ,2節「しゅをまちのぞむアドヴェント」。

やってみよう

☆クリスマスツリーとオーナメントをつくろう

<用意する物>

色画用紙(緑)6枚、色画用紙、色紙、ハサミ、テープ

色画用紙(緑)6枚を、横2枚×縦3枚にテープで貼り合わせ大きな1枚の紙にします。

それをツリーの形に切り、教会学校の部屋や教会の壁に貼ったら大きなツリーの出来上がり。

色紙や色画用紙を使ってオーナメントを作り、出来たツリーに飾ろう。

◇クリスマスツリーに飾られるオーナメントにはそれぞれに意味があります。

どんな意味があるのか、なぜそれを飾るのかもみんなで調べてみると、また違った想いでツリーやオーナメントに心を向けることが出来るでしょう。

はなしてみよう

・ルカ福音書は「皇帝ティベリウスの治世の第15年(3:1)」と書いています。

 これは日本では何時代のことでしょうか?(縄文時代? 弥生時代?)

・洗礼者ヨハネは「神さまが喜ばれる生き方」を伝えていました。どんな生き方でしょうか?