・弱くて罪深い私たちにお示しくださった「神さまのまこと」、つまりイエスさまの十字架の恵みの出来事に対して、心から感謝の思いを込めながら、「アーメン」という言葉をささげましょう。
・「神さまのまこと」を証しされるために、この世に来てくださったイエスさま。神さまの御独り子のイエスさまが、どれほど私たちを愛してくださったかを覚えつつ、子どもたちにメッセージを取り次がせていただきましょう。
・「アーメン(それは確かにまことです)」という言葉は、ヘブライ語で「まこと・真実・真理」を表す「エメト」という言葉と同じ語源です。黙示録1章5節の《わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった》出来事こそ、《真理について証し》された出来事こそ、福音の核心です。
ユダヤ人の指導者たちは、無実のイエスさまを訴えるために、ローマの皇帝から派遣された総督ピラトにイエスさまを引き渡しました。総督官邸の外には、イエスさまを訴えた人々が集まっています。官邸の中にはイエスさまが捕えられています。ピラトは官邸の内と外を、何度も行き来します。ローマ帝国に反乱をたくらむ「ユダヤ人の王」がイエスさまだとは、ピラトにはとても思えませんでした。ピラトはあらためて「お前がユダヤ人の王なのか」とイエスさまに問いただします。その後でイエスさまが言われたのが、今週の聖句、《わたしの国は、この世には属していない》というお言葉です。これはどういう意味なのでしょう。
そのヒントになるのが、《わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た》というイエスさまのお言葉です。イエスさまが言われる《真理》とは、私たちに示してくださる「神さまのまこと」です。神さまによる恵みの出来事です。私たち人間がいくらがんばっても、神さまのみ前に、いつもいつも正しく生きることはできませんね。私たちの心はとても弱いですから、親や兄弟にわがままを言ったり、お友達の心を傷つけてしまうこともありますね。そのような弱い私たちを救い出すために、神さまであるイエスさまご自身がこの世に来てくださって、身代わりに私たちの罪を全部背負って、十字架にご自身をささげてくださいました。人間の思いをはるかに超えた、この恵みの出来事こそが、私たちにお示しくださった「神さまのまこと」です。
私たちは礼拝の時や、お祈りの最後に「アーメン」と唱えますね。「アーメン」というのは、「それは確かにまことです」という意味で、神さまがお示しくださった「まこと」をたたえる言葉です。黙示録1章5節にあるように、《わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった》イエスさまに、心から感謝をささげる言葉が「アーメン」という言葉です。イエスさまはいつも私たちと共にいてくださり、確かに信頼できるお方です。イエスさまのお言葉を聞き続けながら、いつも「アーメン」とお祈りをささげさせていただきましょう。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)56番「かみよ このひ」、改訂版138番「マリ マリ ティ イェスさま」。
<アーメンめいろを歩いてみよう>
・めいろのキーワードは「アーメン」(それは確かにまことです。)です。
・たて・よこ・ななめに、キーワードをたどってゴールしてください。
※真理の神さまに、いつも「アーメン」と感謝のお祈りをささげましょう。
・イエスさまの私たちへの愛は、この世の様々な思いをはるかに超えているのはなぜでしょうか?