2021年8月1日 平和主日
ヨハ15:9~12 ミカ4:1〜5 エフェ2:13〜18

今週の聖句

「わたしの愛にとどまりなさい。」
ヨハネによる福音書15章9節

ねらい

神様の愛にとどまることは、教会から離れないこと。

説教作成のヒント

脈絡をつかむこと、繰り返し読むこと(他の訳も含めて)。

豆知識

「わたしの愛にとどまりなさい」は、「つながっている」という言葉。

説教

9節に、「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい」とあります。父なる神様から愛されているイエス様が私たちを愛してくださっている、そのことが、私たちが豊かな実を結んでいく力の源なのです。イエス様というぶどうの木の、その枝とされている私たちは、父なる神様を心から信頼して生きるという実を結びます。実は、がんばればできるというものではありません。実は、愛されていることを知る時に実ります。私たちは、自分を本当に愛してくれている人に安心して身をゆだねます。その時、実がなります。神様が自分を愛してくださっている、その愛を、神の独り子であるイエス様が私たちに与えてくださいました。イエス様の愛は、罪人であり、神様に背を向けている私たちのために、その罪を全て背負って死んでくださった、十字架の愛です。ご自分の命のすべてを私たちに与えてくださった愛です。13節に「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」とあります。イエス様はまさにそのように、これ以上ない大きな愛で私たち一人ひとりを愛してくださったのです。

イエス様は私たちに、「わたしの愛にとどまりなさい」と語りかけています。イエス様が私たちのために命を捨ててくださった、その愛をしっかり受けとめ、その愛から離れてしまわないように、と言われるのです。この福音書の3章16節に、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」とあります。イエス様の愛にとどまるとは、父なる神様の愛を常に覚え、そこから離れないことです。そうすることによって私たちは、独り子をすら与えてくださった父なる神様が、自分に最も良いものを与えてくださると信じて生きるという豊かな実を結ぶことができます。

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

旧版(1987年版)119番「やさしいめが」、改訂版114番「やさしいめが」。

やってみよう

☆平和への思いを深めよう

1. 鳩の形に画用紙を切る。

2. 平和=みんな仲良くなるために、イエス様に祈りたいこと、お願いしたいこと、伝えたいことを書いてみよう。

3. それを壁に貼る、またはしおりにする、持って帰って家族と平和について話し合ったりしてみよう。

はなしてみよう

「私の愛にとどまりなさい」とは、イエス様から離れていく人が多かった、ということ。

それって、どういうこと? ヨハネがこの福音書を書いた背景を知ろう。