イエス様のお話が、みんなを元気にすることを学ぶ。
イエス様と悪霊との対決は、就学前の子どもたちにはそのまま伝えて良いと思いますが、小学生の子どもたちに伝える場合、少し工夫が必要だと思います。説教本文の医師と看護師の話は、そのために付け加えました。現代医学の常識として、病気の原因が悪魔にあると考えることはできませんし、そうすべきではありません。
ユダヤ教の安息日は、金曜日の日没から土曜日の日没までと決められています。
イエス様とお弟子さんたちが、ガリラヤ湖のほとりにあったにぎやかな街、カファルナウムに来た時のことです。その頃は、毎週土曜日はみんなお仕事を休んで、教会(ユダヤ教の会堂)に集まることになっていましたので、イエス様たちも教会に来ていました。教会のみんながイエス様のお話を聞きたいと思っていたので、イエス様は前に出てお話しを始めました。するとどうでしょう、いつもは偉い人が難しそうなお話しをするのに、イエス様は全然違うんです。イエス様のお話は、誰が聞いてもよく分かるお話しでした。それだけじゃなくて、悲しい気持ちでいた人はイエス様のお話を聞くと、嬉しい気持ちになりました。泣きながら教会に来た人たちも、イエス様のお話を聞くとニコニコ笑顔になりました。みんなが、もっともっとイエス様のお話を聞いていたいと思いました。
するとそのとき、神さまの邪魔をする悪魔のせいで重い病気になってしまった男の人が教会にやって来たのです。男の人についてきた悪魔が言いました。「憎たらしいイエスめ!おれたちにかまわないでくれ!さっさと教会から出て行け!」。それを聞いたイエス様は言いました、「だまれ!この人から出て行きなさい!」。すると悪魔は、ものすごいうなり声を上げてその男の人を倒れさせ、大声を上げながら出て行きました。イエス様は言いました。「さあみんな、この男の人を助けてあげてください」。しばらくすると、その男の人はさっきまでと違って元気になり、嬉しそうに「イエス様、ありがとうございます。」と言いました。これを見た人たちはみんなすごく驚いて、「イエス様が悪魔に命令したら、言うことを聞いた!」と評判になりました。このうわさは、すぐに近くにあった全ての街にひろまったそうです。
悪魔なんて、今もいるんでしょうか?見たことはないけれど、やっぱりいるのかもしれませんね。でも今は、ほとんどの病気は病院に行ったり、お薬を飲んだりして治すことが出来るからいいですよね。でも実は、神さまはお医者さんや看護師さんたちのことも応援して守ってくれているはずですよ。
私たちも、イエス様のお話を聞いて元気になれるといいですね。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)102番「イエスさまのおこえが」、改訂版6番「イエスさまのことばが」。
寒い冬に風邪に負けないように体をあたためる食べ物を作ろう。
<材料>白玉粉、水・・・白玉だんご用
缶詰のゆであずき、水・・・ぜんざい用 ※人数によって缶詰の個数を考えてください。
(200g入り缶でだいたい3-4人分)
<作り方>
① 白玉粉をボールに入れ、水を少しずつ加えて、耳たぶくらいの硬さにこねる。
② 耳たぶくらいの硬さになったら10円玉くらいの大きさにまるめて平たく少しつぶす。
③ 缶詰のゆであずきを鍋に入れ、水を少しずつ加えてのばし、好みの味(甘さ)になるまでにする。
④ 別の鍋に湯をわかし、沸騰したら白玉を入れてゆでる。上に浮いてきたらすくい取り、ボールに水を入れた所に入れて冷ます。
⑤ ゆであずきと水の入った鍋をゆっくり熱を加えてコトコトしだしたら、ゆでた白玉を加えて、白玉があたたかくなったら出来上がり!
悪魔や悪霊を、実在の超自然的存在と考えるよりも、「私たちから元気を奪い、破滅させようとする何か」と考えて、何が私たちにとっての「悪魔・悪霊」なのかを考えてみましょう。