神様の「ことば」が、この世界を作ったこと。
その言葉を私たちに伝えてくれるのがイエス様であると知ること。
「ことば」の働きについて、易しく分かり易く説明する。
ヨハネによる福音書の冒頭は、極めて神学的で説明的な文章なので、子どもたちにお話しするのはちょっと大変です。この箇所を通して、キリスト教の「三位一体の神」が説明されるのですが、まず「イエス様は神様」ということが子どもたちにうまく伝わるようにしなければなりません。
生まれたばっかりの赤ちゃんって、まだ上手にお話しできませんね。泣いたり笑ったり「あーっ」って声を出したりはできるけど、赤ちゃんは「おむつがぬれてるよ」とか、「お腹が空いたよ」なんて言いませんよね。赤ちゃんはまだ上手に言葉が話せないので、困ったことがあると泣いて大人の人に知らせようとしているんです。でも、だんだん赤ちゃんは大きくなって、皆さんのようにちゃ~んと言葉が話せるようになって、「わたしはうれしいです」とか、「ぼくはがんばってます」とか色んなことが言えるようになります。
私たちが生きているこの世界は、神様の言葉によって作られたんです。神様が「明るい光よ、出てきなさい!」と言ったから、お日様ができたんです。私たちが生まれてきたのも、神様が「○○ちゃん、うまれてきていいよ!」って言ったからなんですよ。神様が「いいよ」って言ったから、私たちは生まれてきたんです。
神様の言葉って、やさしい言葉なんですよ。神様のお話を聞くと、まるで真っ暗な夜に明るい電気がつくみたいに「ほっ」とします。
その神様の言葉を、私たちに知らせるために来てくれたのがイエス様だったんです。イエス様は神様の子どもだったので、神様のやさしい言葉を私たちにいっぱい教えてくれました。イエス様は私たちの目には見えないけれど、今も私たちを見守ってくれています。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版(1987年版)25番「みつかい くだる」、改訂版75番「きけ、てんしのうた」。
ベツレヘムの星をつくろう。
この箇所の「言」という文字を、すべて「キリスト」という言葉に置き換えて読んでみましょう。対象が小学生以上なら、この方法が有効です。