2020年11月29日 待降節第1主日
マコ13:24~37 イザ63:19~64:8 1コリ1:3~9

今週の聖句

「気をつけて、目を覚ましていなさい。」
マルコによる福音書13章33節

ねらい

再臨のイエスさまのイメージを少しでももってもらえるようにする。

説教作成のヒント

今日から待降節がはじまりますが、待降節はクリスマスを待ち望むときであると同時にイエス・キリストの再臨を待ち望むときでもあります。今日の聖書箇所は、そんなキリストの再臨について書かれているところですが、やはり子どもたちには難しいでしょう。しかし、イエスさまと会える時が来る、それを待ち望むことをぜひとも伝えられれば、と思います。そのためにも、やはりイエスさまを身近に感じてもらう取り組みが大切でしょう(この1回でできることではありませんので、常にそのことを心がけていくことが大切です)。

豆知識

今日のテキストに出て来るいちじくは夏に収穫期を迎える果物で、聖書にもたびたび登場して来るイスラエルにとっても身近な果物だと思います。ちなみに、筆者はある方からイスラエル旅行の土産物として乾燥されたいちじく(いちじくを薄切りにしたものを乾燥したもの)を頂きましたが、たねのプチプチとした食感が非常に良く、非常に美味しかったことを覚えています。

説教

今日からアドヴェント(待降節)だね。クリスマスももうすぐです。みんなは楽しみかな? クリスマスが何の日かは、もうみんな知っているよね。そう、イエスさまのお誕生をお祝いする日だよね。じゃあさ、そんなクリスマスにお誕生をお祝いするイエスさまってどんな人? みんなはどう思う?

〈筆者にとって〉先生はね、イエスさまのこと大好きなんだ。だってかっこいいんだもの。優しいし、いろんな人を助けてくださったし、すっごい奇跡(たとえば、嵐を鎮める。湖の上を歩く、等)も起こされる。なんたって、イエスさまは神さまの子だもんね〈それぞれの担当の先生方が自分のイエス像を語っても良いのではないか〉。そんなイエスさまの誕生のお祝いだから、クリスマスは世界中の人たちがお祝いするんだよね。でもね、このアドヴェントにはもう一つの意味があるんだ。それは、イエスさまはもう一度この世界に来られるんだって。天に帰られたイエスさまはそう約束されたんだ。どう、みんな。イエスさまに会ってみたい。それにはね、今日の聖書では「目を覚ましていなさい」って言われているんだ。

もしも、もしもだよ、今日の夜に君たちの家にアンパンマンが来るっていったら、みんなはどうする。あるいは、ドラえもんが、プリキュアのほのかやひかりやポルンが、またはディズニープリンセスたちが来るって言ったら…。待ち遠しいよね。ワクワクしながら、まだ来ないかなって待ってるんじゃないかな。でもね、もし眠くなって寝ちゃったら。朝起きて、お母さんに昨日アンパンマンたちがせっかく来てくれたのに、あなたは寝ちゃってちっとも起きないから帰っちゃったわよ、って言われたら、がっかりだよね。

イエスさまもいつ来てくださるか分からないけれども、そんなふうに寝過ごして会えないとがっかりだから、いつでもイエスさまと会えるように祈りながら心の準備をしていこうね。

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

旧版(1987年版)95番「イエスさまはわたしの」、改訂版65番の1節「しゅをまちのぞむアドヴェント」、または改訂版99番「ふるいものはみな」。

やってみよう

☆クリスマスカードを作ろう

なかなか会えないお友だちや、家族にクリスマスカードを作って送ろう。画用紙の周りに乾燥パスタを貼り付け額にし、好きな聖書の言葉や絵を描いてみよう。(材料:色画用紙、乾燥パスタ、絵の具、ペンなど)

はなしてみよう

どんなふうにしたら眠らずにイエスさまに会えるようになるか、みんなで話し合ってみよう。