あなたは、神さまに耕された良い土だ。
種はイエス語られる言葉だろうか。「良い土地に落ち、実を結ん」だ(マタイ13:8)。根が張らなかった種は枯れてしまう。良い土地とは何だろうか?
種が根を伸ばせない、根を張れない場所では、そのまま枯れる。良い土には、根を伸ばすのを邪魔する物がない。土の質(一人ひとりの在り方)が問われているのではないだろうか。
野菜を育てるのは、とても大変です。
固い土に肥料を混ぜ込み、温かく柔らかな土になるまで耕さなければなりません。下の方が固かったり、石があれば、真っ直ぐで綺麗な人参は出来ず、先っぽが二つに分かれてしまうからです。
さあ土を耕しました。それで終わりではありません。
種を植え、毎日水をやります。そして、栄養分が吸い取られないように雑草を抜いたり、害になる虫を捕まえなくてはなりません。
こうして、たくさん世話をして、ついに育った野菜を収穫し、やっと感謝して食べることができるのです。
聖書には、次のように書いてあります。
「わたしはお前たちのために、お前たちのもとへと向かう。お前たちは耕され、種を蒔かれる」([旧約聖書]エゼキエル書36章9節)。
神さまの手は、どんな手でしょうか。やわらかい?あたたかい?私は、きっと太く力強い手だと思うのです。
神さまの手にかかれば、どれほど荒れた土地でも耕されていくに違いありません。
私たちの心は、もしかしたら、今は固く、荒れた土地かもしれない。そして、まだ一本の花も咲いておらず、何の実もなっていないかもしれません。
しかし神さまは、そんな私たちを、力強い手で日々耕してくださいます。そして、やわらかくされた私たちの心には、種、「神さまの言葉」という種が蒔かれているのです。神さまに耕されたあなたは、もう「素晴らしい・良い土」なのだということを覚えていてください。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
旧版71番「麦のたね まきます」、改訂版「麦のたね まきます」。
種をまいてみよう!
種をまいて、観察してみよう。どれくらいで芽が出たかな?お水はどれくらいあげてるかな?写真を撮ってお友だちと見せ合ったり、収穫したものを食べてみたりなど、植物の成長の喜びを分かち合おう。
・この時期だと、えだまめ、小松菜、チンゲンサイ、コスモスなどの種をまくと良い。
・豆苗で水耕栽培をしても楽しい。
植木鉢を用意する。「この土に何を植えたいか?」→実は土にはどんな種・球根でも花開かせることができる。人は土に似ている。一花咲かせる前、土である個々に、すでに何の花をも咲かせる(どんな将来の夢でも叶え得る)力があることを話し合う。