*全聖徒主日福音書の日課は3種類あり、その1種類を掲載しています。
キリスト者としての生き方が「実を結ぶ」ことであり、多くのキリスト者がその「実」を残してきてくださったことを覚える。
イエス様がぶどうの木、わたしたちが枝、神さまが農夫である。その関係をまず心に留める。
枝が木につながっていなけれれば実を結ぶことが条件。
互いに愛し合うこと。それが最終的な目的である。
ぶどうの木…譬えでは、旧約時代の神の契約の民「イスラエル」を指す。
(エレミヤ2:21…わたしはあなたを、甘いぶどうを実らせる/確かな種として植えたのに/どうして、わたしに背いて/悪い野ぶどうに変わり果てたのか。)
良い「実」を結ぶ…霊の結ぶ実。
(ガラテヤ5:22,23…これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。)
植物が育つために必要なものはいくつかあります。主には①水②空気③適当な温度と適温④日光⑤肥料と言われています。もちろん、実がなるためにも必要です。草や木は特に水と肥料をどこから得ているでしょうか。土の中にある根っこから吸い上げて、幹を通って枝に水や栄養は届けられています。
イエス様は私たちのことをぶどうの枝と例えられています。そして、イエス様がご自身がぶどうの木と言われます。これはぶどうの木であるイエス様を通って、私たちに必要な水や栄養が届けられていることをまず教えてくださっています。もし、枝が木から離れてしまったら栄養も水も届きませんから、枯れてしまいます。だから、イエス様はわたしにつながっていなさい」と語りかけてくださいます。また、イエス様はぶどうの枝である私たちが実を実らせることも願っておられます。甘くて見栄えがしてエルサレムでもよく育つぶどうは繁栄の象徴です。イエス様につながって、神さまのお世話を受けて、恵みを与えられて、生きる力と糧をいただいて、豊かな実りを結んでいくことが求められます。神さまの目から見て喜ばれることを私たちが実現していくことがよき実を結ぶことです。それは具体的に、愛とゆるし、平和、感謝の心、正義と平和を実現する勇気などがあげることができるでしょう。私たちを離さないでくださるイエス様に養われて実を結ぶのです。
イエス様は最後に「わたしがあなたがたを愛したように互いに愛し合いなさい」と言われています。独りよがりな愛の形ではなく、キリストに倣う愛がイエス様が求め、教えてくださる愛です。イエス様の愛の基準は自分のいのちまでも惜しまない愛です。わたしにつながって全てを与えてくださるイエス様に感謝し、倣って生きていきましょう。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□60番 「かみよわたしの」
□改訂131番 「悲しいことがあっても」
・死んだ人の事を思い出すときってどんな時?
・もし自分が死んだら思い出してほしい?そうならどうやって思い出してほしい?
・つながっているってどんな気持ち?手をつないでみよう!間にイエス様の人形置いてみたら?亡くなった人の写真を置いてみたら?どんな気持ち?