・神様の本質は愛です。神様と私たちの関係は神様の愛によって成立します。私たちは神様の愛を受けて、互いに愛し合うのです。
・私たちは何もないところから他者を愛するのではなく、イエス様である「わたし」が愛してくださったと、イエス様に愛の根拠があることを忘れないようにしましょう。(ヨハネ第一4:10)
・愛には、神様の愛、人の愛、友情などがあります。神様の愛は無償の愛で永遠の愛です。
・愛とは自分の欲求ではなく、人を生かすことです。愛は他者に向かいます。
「浩二、あっち行って遊ぼうぜ」信太郎君が突然、浩二君を誘いました。浩二君はまだ部屋の中で、カプラで遊んでいる途中だったのです。でも信太郎君は体が大きく、声も大きかったので、乱暴そうに見えて、なんとなくみんなから怖がられていました。浩二君は信太郎君の勢いに押されて、仕方なく外に出て信太郎君と遊ぶことにしました。いつもこうなのです。信太郎君も浩二君の邪魔をするつもりはなかったけど、外で遊びたかっただけなのです。ある日、信太郎君と浩二君は園庭のアスレチックで遊んでいました。並んでアスレチックの橋を渡っていると、浩二君が足を滑らせて落ちそうになりました。するとすぐに信太郎君は手を出して浩二君を支えました。浩二君は落ちなくて済みましたが、代わりに信太郎君が落ちてしまいました。ドサッ。イテテテ。どうやら信太郎君の腕の骨が折れてしまったようです。浩二君は「ごめんよ、ごめんよ」と言いながら泣き出してしまいました。「大丈夫、僕は強いんだ。イテテテ。」信太郎君は、本当は大丈夫じゃなかったけど、浩二君が悪いんじゃないことは分かっていましたから、強がりを言いました。そして「浩二、お前は落ちなくてよかったな」と笑いながら言いました。他のお友達がすぐに先生を呼びに行って、信太郎君は病院に行きました。信太郎君は降園の時間になってもまだ帰ってきませんでした。浩二君は心配でたまらなくて、お母さんに今日のことを話しました。するとお母さんは「浩二、信太郎君は優しくて強い子なんだよ。だから人が困った時に、すぐに浩二を助けることが出来たんだよ。明日、幼稚園に行ったら『ありがとう』を言おうね。」浩二君も信太郎君の優しさと強さがよくわかって、もっとお友達になれるような気がしました。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□51番(1,2) 「わたしはしゅのこどもです」
□100番(改訂版) 「世界のこどもは」
キーワード 互いに愛し合いなさい
たてとよこは進めます。斜めには進めません。ゴールを目指してください。
・イエス様が愛してくださったようにお互いに愛しあうにはどうしたら良いでしょう。