・自分たちにとって《大切なもの》を独占したくなる弱さと、そのことを承知で宣教に励まれるイエスの姿。

・イエスの奇跡は神の子の顕現の一つであり、癒しは愛のゆえに、やむにやまれずなされた行為である。病気が罪のゆえに与えられる神の罰と考えられていたユダヤにあっては、イエスの働きは救いを求める人に深い慰めと赦しを与える。

・病人や悪霊に取り憑かれている人を癒してもらいたくてイエスのもとに連れて来た人がいる。聖書では詳しく記さ

・イエスは人々の求めに対し見事なまでに対応しているが、３５節にあるように一人で祈りの時間を持っている。

・イエスにとって祈りの時間は父なる神との対話の時であり、本当の意味での安息の時である。自分の働き《癒しの業》は、自らの力で手にしたものでなく、父なる神から与えられていることを忘れない。だからこそ、祈りの時間を大切にされている。自分たちが持っている《賜物》は一体誰によって与えられているかに気付いて欲しい。

・２９節でシモン、アンデレ、ヤコブ、ヨハネが列挙されるのは、３５節以下の宣教旅行への出発を意識している。

・聖書で「熱を出していた」と言いた表現は患者の危険な容体を示している。

・この箇所でイエスに癒し慰めを求める群衆は、ユダヤ教の教えに従ったままの状態である。日没と共に安息が終わるからである。

・悪霊を黙らせる理由として、彼らはイエスの本質を知るが、その認識は彼らの力の誇示であり、悪霊の力でイエスの本質を人々が理解するのはイエスにとって不本意である。

＊讃美歌は”こどもさんびか”（日キ版）より

□４５番 「わたしたちのともだちに」

□改訂１２２番 「さあ、共に生きよう」

(Lv.1)シモンさんの家で熱を出して寝ていたのは誰でしょう？（答え：シモンのしゅうとめ。シモン（ペトロ）さんの、奥さんのお母さんです）

(Lv.2)病気の人から、イエス様は何を追い出したでしょう？（答え：悪霊）

(Lv.3)シモン（ペトロ）とアンデレ、ヤコブとヨハネ、それぞれどんな関係でしょう？（ヒント：1章16節あたりに出てきます）（答え：兄弟）

(Lv.4)34節で「多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった」とありますが、イエス様は悪霊にどう命じたのでしょうか。今日の少し前の箇所に出てきます。（答え：「黙れ。この人から出て行け」（マタイ1:25））

(Lv.99)イエス様は、同じような言い方で、ある違う出来事を静めました。それは何でしょう？（ヒント　マルコ4章に出てきます）（答え：嵐　「イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった」（マルコ4:39））

☆宣教すごろくを作ろう

用意するもの・・・大きな紙、サインペン等、画用紙、サイコロ・大きな紙に自分たちが行きたい国を書いてすごろくを作る。

・画用紙で一人ひとりのコマを作る。

・完成したらサイコロを振って世界宣教旅行にスタートしよう。

・病気を癒してもらうためにイエス様のところへ日没後に集った多くの人々、私たちがイエス様の立場であればどう対処したでしょうか？その対処の方法を考えた時の気持ちを分かち合いましょう。

・イエス様は人里離れた場所で祈りの時間を持ちました。私たちがお祈りをする時間、場所、場合を考えてみましょう。神様へのお祈りの時間、内容は「お祈り」なのか「感謝」なのか「お願い」なのかを振り返ってみるのも良いでしょう。