「いつも共にいる」と約束された神を知って、安心する。
イエスさまは「いつも共にいる」方であった。
イエスさまがお生まれになる前に、天使はヨセフに告げました。「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』この名は、『神は我々と共におられる』という意味である(マタイ1章23節)」。
作家の灰谷健次郎さんの本に、ある一年生の「こえ」という次の作文が紹介されていました。
「おかあちゃんが きをつけてねといった ぼくは いってきますといった おかあちゃんのこえがついてきた がっこうまでついてきた」
ほのぼのとして、読んでいる私たちの心を温かくしてくれますね。きっと一年生になったばかりで、学校に一人で行くのにドキドキしていたのでしょうね。初めて一人で学校に行くのはとても心配になりますね。私も学校へ行く道順を覚えるのに苦労したことを思い出します。いよいよ初めて一人で行くという日はだれでも、「ちゃんと行けるかなぁ?」と、心配な気持ちでドキドキしたはずです。でも、「きをつけてね」というお母さんの声が、学校に着くまでついてきて応援してくれたので、安心したのでしょう。お母さんの「きをつけてね」という声を、何度も繰り返して学校へ向かったのかもしれませんね。たとえ一人ぼっちでも、だれかが自分と一緒であると思うと、心強いものです。
イエスさまは、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と言われました。お弟子さんたちに言われたのですが、私たちにも言ってくださっているのです。しかも「世の終わりまで」一緒にいてくださるって。「ずーっと一緒にいるよ」と、約束してくださっているのです。私たちがイエスさまの話を聞いているときも、忘れてしまっているときも、良い子であるときも悪い子であるときも、たくさんの人とワイワイ楽しくやっているときも一人ぼっちでさびしいときも、喜んでいるときも泣いているときも、どんなときにもイエスさまは必ずあなたと一緒にいてくださるのです。
時々寂しくなることもあるでしょう。うまくいかなくて、泣きたくなることもあるでしょう。だれも聞いてくれないと思える日もあるでしょう。でも、イエスさまはずーっと一緒にいてくださる方なので、あなたは決して一人ではありません。寂しいとき、泣きたくなるようなときにこそ、一緒にいてくださるイエスさまがわかるのです。一年生の子がお母さんの「きをつけてね」の声に励まされて学校へ行けたように、イエスさまの言葉はいつも私たちと共にあって、私たちを守るのです。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□35番 「しゅわれをあいす」
□改訂版124番 「愛の主イエスは」
部屋の中にお座布団等を重ねて高い山を作りイエスさまになった先生が山の上に座る。
お面を つけても良いし、白い布を体に掛けても良い。
イエス様の顔の奇麗なカードを準備しておく。
カードの裏に「あなたはイエスさまの弟子」と書いて置く。
1、生徒達は一人ずつ順番に山に登って行って「イエスさま」と言ってひれふす。
2、イエスになった先生は「あなたはわたしの弟子」と言ってこどもにカードを渡す。
3、一通り終わったらイエスさまの役を変わり合って順番にお友達に「あなたはわたしのでし」 と言ってカードを渡して遊ぶ。
4、外ならジャングルジムや滑り台の上を使って階段から上ってカードをもらったら滑っておりても良い。
イエスさまは「私は世の終わり迄いつもあなたがたと共にいる」と言って下さいました。イエスさまはいつも私たちと一緒にいて下さいます。そのことを忘れないようにこのイエスさまの カードを持っていて下さい。 聖書にはさんでおいても良いし、どこかに貼っておいても良いよ。
(Lv.1)今日のお話は、誰と誰がどこで会っていたでしょう。(答え:イエス様とお弟子さんがガリラヤの山で)
(Lv.2)イエス様は、何と何と何によって洗礼を授けなさい、と言っていたでしょうか。(答え:父と子と聖霊によって)
(Lv.3)今日の箇所は、マタイ福音書の最後の箇所です。最後の最後に、イエス様は何とおっしゃっていたでしょうか。(答え:「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
)
(Lv.4)礼拝の最後にも、礼拝に来たみんなが一週間元気に過ごせるよう、祝福のお祈りをします。お祈りの最後、何と言っているでしょう(答え:
父と子と聖霊の御名によって、アーメン ←違う遣り方の教会があったらごめんなさい)
(Lv.99)父なる神様、子なるキリスト、聖霊はそれぞれ3つの存在だけれども神様としては唯一である、という教えを何というでしょう。知らない人は言葉を覚えよう!(答え:三位一体)
一人ぼっちで寂しいと思ったときのこと。 どんなときに、誰かに一緒にいてほしいと思いますか? 誰かが一緒にいてくれて嬉しいと思ったときのこと。 あなたが誰かと一緒にいて、嬉しいと言われたことはありますか? それはどんなときで、相 手の人はなぜ嬉しいと言ったのでしょう? イエスさまがあなたと一緒にいるとは、どういうことでしょう? 周囲の人でイエスさまが一緒にいることを教えたい人のことを考えてみよう。