・待降節の始まりにあたって、心の中にイエス様をお迎えする準備をする。
・待降節には「待つ」ということ、そのための準備が協調される。また王様として来られるイエス様が赤ちゃん、何も持たない方であることが大事。
・「アドベント(待降節)」という言葉は、「到来」を意味するラテン語からきている。「待つ」側面が強調されやすいが、本来、神から到来する恵みの方に重きを置いた言葉である。
・アドベントキャンドルは1本目「予言のキャンドル」2本目「天使のキャンドル」3本目「羊飼いのキャンドル」4本目「ベツレヘムのキャンドル」(5本目「キリストのキャンドル」)
松谷みよ子さんの本、モモちゃんとプーの中に「クレヨンドドーン」というお話があります。みんなと同じくらいの年齢のモモちゃんとコウちゃんはある日、クレヨンで絵を描いて遊んでいましたが、コウちゃんは見たいまんががあり、テレビをつけました。ところが、テレビではどのチャンネルも戦争のことばかりです。モモちゃんは言います。「ねえ、せんそう、どこまでくるの?えきまでくるの?かどの、おかしやさんまでくるの?おうちまでくるの?モモちゃん、こわいよ」と。そして、「どうしておとなたちはせんそうするの?せんそうなんかやめて、ご本よんだり絵をかいたりすればいいのに、ぞうさんとか、お花とか、それからおよめさんとか、さ。」と言います。そこでモモちゃんが考えたのは戦場にはクレヨンも画用紙もないのだと。クレヨンと画用紙をポケットにつめると戦争ばかりしているテレビの世界に飛び込みます。「戦争やめて」と言っても誰も振り向いてはくれません。そこで大砲にクレヨンと画用紙を込めて打ち出すと、兵隊さんたちは戦いをやめます。喜んで、手をのばしてはねあがり、クレヨンにとびつき、画用紙とクレヨンをかかえ、座りこんで絵を描き始めました。太陽や花や家族の絵を。しかし、夢から覚めると、やはり戦争は終わっていませんでしたというお話です。でも、戦いを止めることができる時はは大人も子どももクレヨンを持ち、平和を描いていく時ではないでしょうか。武器、剣を持つのではなく、クレヨンを、ペンを持つ社会になって欲しいと思います。
アドベントはイエス様をお迎えする時です。イエス様は小さなろばに乗ってやって来られました。強そうではありません。でも、その姿はクレヨンを、ペンを持つ大人のようです。そうです。イエス様は平和をくださるために今日、来てくださっています。アドベントは心の準備をしてイエス様を待つ時です。心整え、平和の方を迎えましょう。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□82番 「よあけのそらに」
□改訂65番 「主を待ち望むアヴェント」
画用紙にツリーの絵を描き、○印に1~24の数字を書き入れよう。
100円ショップにある、○シール(いろんな色があるよ)を24コ分持ち帰り、毎日1枚ずつ数字の日に貼っていこう。
簡単アドベントカレンダーのできあがり!!
・イスラエルの人たちは、イエス様にどんなイメージを持っていたか考えてみよう。
・「心にイエス様をお迎えする」とはどういうことでしょう。
・あなたは、イエス様をお迎えするために、どんな準備をしたらよいと思いますか。