・全聖徒主日が亡くなった人を覚えるだけではなく、私たちへの恵みを覚える時であると知る。
・口語訳では「患難の中にあっても勇敢でありなさい」と言われるように勇敢であることが求められる。それは主と共にある勇敢さで自分勝手なものであってはならない。
・ヨハネ福音書は「あなたが神のもとから来られたと、わたしたちは信じます。」(30節)との告白へと導くことが目的とも見える。神の御子イエス様だからこそ、死に打ち勝つことができる。
ハロウィンのお祭りをした人がいるかもしれません。ハロウィンは10月31日ですね。お化けやヒーローやヒロインの仮装をした子どもたちが近所の家々を回って「トリックオアトリート」、「いたずらかお菓子か」と言ってお菓子をもらったります。でも、どうしておばけの格好をしたり、カボチャの提灯をつくったりするのでしょうか。
この日は実は、教会では全聖徒の日と呼ぶ、亡くなった人たちのことを覚えてお祈りする日の前日にあたります。クリスマスの前日がクリスマス・イブと呼ばれるように、この日の前日はハローズ・イブと呼ばれていて、そこからハロウィンになったなんていわれてもいます。ですからハロウィンとは、全聖徒の日の前日、前の晩であるということなのです。前の晩に亡くなった人たちが帰ってくるからお化けの格好をするのでしょうか。
さて、亡くなった人たちのことを考えると寂しいでしょうか。そうではありません。亡くなった人を覚えてお祈りするときに大事なことは、その人たちの上に神さまの祝福がたくさんあったことを覚えることが大事です。それと同じくらい私たちにも神さまの恵みがあることを覚えて、神さまにわたし自身をお願いして委ねることが大事なんです。
イエス様は今日の亡くなった方々を覚える主日にこう言われます。「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」と。この世界を生きていると楽しいことだけではなく、大変なこと、不安や悩みもたくさんあります。けれども、イエス様はそれに上回る恵みをくださいます。その時はイエス様が一緒にいてくださらないように思えても一緒にいてくださいますし、励まし続けてくださっています。イエス様はこの世界のすべてに勝っておられる方。どんな困難にも負けない、あなたを見捨てないと約束してくださっていることを信じてイエス様と一緒に歩みましょう。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□60番 「かみよわたしの」
□改訂131番 「悲しいことがあっても」
<用意するもの>
ビニール袋(人数分)・色画用紙12cm四方(人数分)・マジック
①色画用紙を半分に折り、ハート形になるよう切る。
②できたハートに、今日のみことば「しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世にかっている。」ヨハネ16:23と書く。
③ハートをビニール袋に入れて、膨らまして風船を作る。(ビーズや、残りの画用紙を小さく切ったものを一緒に入れてもきれい)
④みんなで輪になって、まずは1つのビニール風船を使い、「勇気を出しなさい」と言って誰かに投げる。
⑤キャッチした人は、「わたしは、すでに世にかっている」と言って、別の人に「勇気を出しなさい」と言って投げる。という感じでキャッチボールする。慣れてきたら、ビニール風船を増やしてみましょう。