・神様がいろいろな仕方(父と子と聖霊)で私たちの前に立ち、私たちを救いに導いてくださいます。
・父と子と聖霊の神は、理解するのではではなく、信じることが大切です。
・神様が父と子と聖霊の三位一体の神であることは、父なる神
・子なるキリスト
・聖霊がひとりの神であることを教える、キリスト教の大切な教理です。
・ひとりの神様が三つの仕方で私たちに向き合ってくださるのです。
・それはH₂Oが環境によって水、氷、水蒸気として認識されることと似ています(井上洋治神父)。
・教会暦は通常イエス様の生涯と結びついていますが、三位一体主日は教会暦の中で唯一教義的な日です。
さとし君のお父さんは中学校の理科の先生です。ある日、お父さんの学校の生徒のお兄さんやお姉さんが家に遊びに来ました。その時、お兄さんやお姉さんは、お父さんのことを「先生、先生」と呼んでいました。僕は、お父さんなのに先生というのは変だなと思いました。でも、そう言えば、教会学校の友達もお父さんのことを「先生、先生」と呼んでいたことを思い出しました。さとし君のお父さんは教会学校の校長先生だったのです。さとし君は思いました。お父さんは僕のお父さんだけど、お兄さんやお姉さんたちにとっては理科の先生、教会学校の友達にとっては校長先生なんだな。ひとりのお父さんがいろいろな顔を持っているんだな。とても不思議だったけど、お父さんがなんだかとても大きく感じました。
神様は海や山、草や木、いろいろな動物を造られた方です。でも、イエスさまも神様って言いますよね。イエス様はお弟子さんたちといろいろな場所を旅をして、神さまのお話をしたり、病気の人や困っている人たちを助けたりしました。十字架にかかって死んだけど、天に昇られて父なる神様のところに一緒におられます。イエス様は聖霊の神様をお弟子さんたちに残して行くとも言いました。イエス様がいなくなってさびしくなり元気のなかったお弟子さんたちをこの聖霊の神様が助けて元気づけてくださるのです。でもそうすると、神さまはすべてを造られた父なる神様とイエス様と聖霊の神様の三人がいらしゃるのかな。でも聖書には、神様はひとりだとと書いてあります。???。何だかわからなくなりましたね。1+1+1=3なのに、1+1+1が1だというのですから。
最初のさとし君のお父さんの話を思い出してください。さとし君のお父さんは一人でも、理科の先生と教会学校の校長先生とお父さんの三つの「顔」を持っていました。神様も同じです。すべてを造られた神さまだけど、みんなと会う時にはイエス様です。そしてイエスさまに会うことのできない今の私たちには聖霊の神様として心の中に来てくださるのです。神様はすべての人に会い、働いてくださるためにいろいろな「顔」で私たちに出会ってくださるのです。それだけ神様は私たちのことが大好きで、私たちを愛し、私たちといつも一緒にいたいと思って下っているのです。私たちもいつも神さまのことを忘れないでいたいと思います。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□7番 「かみはうちゅうのつくりぬし」
□95番(改訂版) 「聖霊によりて」
用意するもの…
・画用紙の上に「父なる神さま」と書き、下に「私」と書いたもの
・白いクレヨン
・黄色いえの具を水でといておく
・ふで
作り方…
①画用紙の「父なる神さま」と「私」の間に白いクレヨンで道を描く。太くても細くてもお花や木や好きな物を描いてもいい。
②道を描き終えたら、黄色いえの具の液をふでにつけ、上から全体にぬっていく。
③道がはじかれてよく見えるかな?
・白い道をつけているだけの時より黄色いえの具をぬった方がよく見えるようになったね。たとえとしてイエス様は道、聖霊はえの具。
・「父と子と聖霊の御名によってアーメン」と祈るのはどうしてかな?