・別れは悲しみと寂しさ、不安をもたらします。しかしイエス様は弟子たちと別れる際にも、平和(平安)を残して行かれます。
・イエス様は決して人を孤独のままにされません。
・十字架の死は終わりではなく、イエス様が父のもとに帰られることです。
・イエス様は去っていくにあたり、残される弟子たちを気遣われます。
・彼らが平安のうちに十字架の真理を知るために聖霊の働きを与えられます。
・この個所は、過ぎ越しの祭の前、いわゆる「最後の晩餐」の席上で語られたイエス様の「告別の説教」の一部です。
・イエス様が残される平和は、十字架による平和です。この平和は聖霊によって理解されます。
「え~、そんなこと嘘だ!絶対いやだ!」エリカちゃんのお父さんがお仕事で外国に行かなければならなくなったのです。いつも一緒にいたお父さんとしばらく会えなくなってしまうのです。エリカちゃんは悲しくて仕方がありません。お父さんがいなくなると聞いてから毎日泣いてばかり。お父さんもお母さんも困ってしまいました。そんな時、離れた所に住んでいたおばあちゃんがやってきました。お父さんとお母さんがエリカちゃんを慰めてほしいとこっそりお願いしたのです。エリカちゃんはおばあちゃんが来てくれてとても嬉しかったけど、心の底にはお父さんがいなくなることが忘れられなくて、いつものようには喜ぶことができませんでした。そんな時、おばあちゃんが、自分のお父さんのことを話してくれました。ひいおじいちゃんのことです。ひいおじいちゃんは工場で働いていたけど、途中で病気になって仕事を辞め、毎日おうちで寝ていました。おばあちゃんはひいおじいちゃんが毎日家にいてくれてうれしかったけど、おじいちゃんの病気はなかなか良くならなくて苦しそうでかわいそうに思ったそうです。そこでおばあちゃんは神様にお祈りしました。「お父さんと一緒にいられるのはうれしいけど、お父さんの病気がなおってお仕事が出来るようになるのはもっと嬉しいです。どうぞお父さんを元気にして下さい。」毎日お祈りしました。毎日お祈りするうちに、おばあちゃんはお父さんと一緒にいることも大事だけど、一番大事なことはお父さんが元気に働いてくれることだと思うようになったそうです。少し時間がたったけど、ひいおじいちゃんはだんだん病気がよくなって、またお仕事を始めることが出来るようになったそうです。このお話しを聞いていたエリカちゃんは、お父さんのことを考えました。お父さんと一緒にいられなくなることは、とってもさびしいことだけど、一番いいことはお父さんが元気にお仕事をしてくれること、そして元気ならば、外国から時々帰って来てまた一緒に遊んでくれると思うようになりました。おばあちゃんは一番いいことに気づかせてくれたんですね。
イエス様は十字架にかかって弟子たちの前からいなくなります。でも聖霊が弟子たちにイエスさまの十字架のことを分かるようにして下さり、けっしてイエスさまと離れ離れになるのではないことを教えてくれました。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□44番 「わたしたちはしゅイエスのこども」
□120番(改訂版) 「主イェスの道を」
目かくしをして言葉と音を頼りに目的の所へ行くゲームをしてみよう。
<用意するもの>
・目隠し用の布(スカーフ、バンダナなどを折りたたむ)
・すず、タンバリン、たいこなど音の出る物
・スタートとゴール(スタートから数メートル先)に目印をつける。まわりにぶつかる物がないように場所を空ける。
・ゴールに音の出る物を持っている人が立つ。
・スタートに目かくしをした人が立ち、ゴールの人が出す音を頼りに歩いて近づいて行く。右にそれたり、左にそれたりして歩いていたら「もっと右、もっと左、まっすぐそのまま」と言葉かけをしてゴール出来る様に助けてあげる。
・ゴールしたら次の人にチェンジする。
・イエス様のお話に出てくる「その事が起きる前に」という言葉の中の「その時」とは何の時?
・イエス様が残して下さった「平和」ってどんなことだろう?