・長い間待ち望まれて来た救い主が、イエスさまとして現れたのがクリスマス
・暗さ、闇、困難という状況に生きる人への光を、クリスマスは意図している。
・福音書を語る「ヨハネ」も、そのような状況の中で福音を語った人物
・クリスマスがイエスさまのお誕生日という理解は、いろいろと意見があることですが、それは本質的な話ということはないと思います。私たちは、クリスマスに何が起こったか、何が私たちのためになされたか、ということを語りたい。
・福音書を執筆したヨハネという人物についても、いろいろと考え方がありますが、これも上記と同様に考えて、このヨハネが語ることを見逃さないようにしたい。ヨハネが「光は暗闇の中で輝いている」と4節で語ることを使信としたい。
・聖句の「言」とは神さまのこと。「肉」とは、人間の形を取ったということ。「私たち」とは、これを読むあなたや、話を聞く子どもたちや、今この時も困難や不条理に立ちすくむすべての人たちの「間」、ということを意味しています。
・クリスマスとは、「キリスト(救い主)」+「ミサ(礼拝)」の複合語。
・赤ちゃんイエスさまを礼拝した博士たちや、羊飼いたちの姿を想起します
クリスマス、おめでとうございます。皆さんは、実に素晴らしいクリスマスを迎えられたかもしれません。ごちそう、プレゼント、ゲームなど、楽しいことを数えたらきりがありませんね。でも今日はちょっと、昔の話を聞いてください。
今から70年前、世界中が戦争をしていました。「夜と霧」という本からの話です。ユダヤの人たちが、ナチスという軍隊に無理やり捕まえられて、一つ所で暮らすことを命令されていました。「クリスマスになったら、家に帰れるかもしれない」と、捕まえられているユダヤの人たちがうわさし合いました。でも、クリスマスが来ても、ユダヤの人たちは、無理やり捕まえられたままでした。苦しく、悲しいことが、その場所でたくさん行われました。大勢の人が、いじめられました。
クリスマスは、今私たちにとって、とても楽しい時です。でも覚えて欲しいのは、楽しくなくても、悲しいことがあっても、クリスマスは来るのです。イエスさまは、私たちのすぐそばにいてくださいます。大きくなって寂しいことがあったら、今日の聖書を思い出してください。イエスさまは、私たちのそばにいます。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□23番 「そらにひびくかねが」
□改訂版75番 「聞け天使の歌」
□行動で言葉を実現してみよう!簡単な言葉から聖書の言葉などを使ってジェスチャーゲームをしてみる。後で、難しかったか?伝わった時どう思ったか?など、振り返る。
□聖書の言葉が今の世界で実現するって、どうなることだろう?イエス誕生の預言の言葉をあげて考えてみよう。