TNG The Next Generation

2015年4月12日 復活後第1主日 

福音書 マルコ16:9-18
第一の日課 使徒3:11-26
第二の日課 1ヨハネ5:1-5

今週の聖句

「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」
マルコ16:15 

ねらい

喜びのメッセージを世界の人々と分かち合うことは、復活された主イエスからの命令である。主イエスを墓から起こされた全能の神は、わたしたちの間にも働いて、悲しみしか見いだせない所にも良い知らせ=福音を与えられる。

説教作成のヒント

マルコ福音書のはじまりでは、福音を伝えるのは主イエスの働きとして福音=良い知らせを伝えることは今や、主イエスだけの働きではなく、わたしたち一人一人に託された。

豆知識

福音と言う語は、ギリシア語「エウ」(=良い)+「アンゲリオン」(=知らせ)=「良い知らせ」・「朗報」という意味。「福音」という訳語は漢訳聖書を参考にしたとされている。

説教

今日の聖書のお話しでは、復活されたイエス様が弟子達のところに現れたことが書かれています。イエス様が死んでしまって、悲しみにうちひしがれていた弟子達は、イエス様のお墓は空だったことを聞いても、信じることができませんでした。きっと弟子達は、悲しみで心がふさがれていて、誰の言うことも信じられなくなって、とても暗い気持ちで部屋の中に隠れていたのかもしれません。みんなで食事をしていても、お互いの事も信じられなくなって、心はバラバラになっていたのではないでしょうか。

そんな弟子達のところに、復活されたイエス様が現れます。そして、「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」と命じられたのでした。それはイエス様が弟子達に伝えた最後の言葉でした。そして、このイエス様の言葉を聞いた弟子達は、部屋を出て、全世界に出かけてゆくことになるのでした。

「福音」というのは、「良い知らせ」という意味です。良い知らせとは何でしょうか?それは、イエス様は私たちと一緒にいてくれる、私たちが、悲しみで心が潰れてしまう時も、誰かを信じられなくなる時も、イエスは一緒にいてくださって、私たちを力づけてくださるということでした。弟子達は、その良い知らせを伝えるように、イエス様から命じられました。誰よりも早く、まず始めにその言葉を聞いた弟子達自身が、イエス様がいつも一緒にいてくださることに励まされ、力づけられ、暗い心から解き放たれ、全世界へ出かけてゆくことができたのでした。

マルコによる福音書の1章では、イエス様は「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」といって、「福音」つまり「良い知らせ」をこの世界に伝え始められました。福音を伝えるのは、最初はイエス様ご自身の働きでした。けれども、今度は、弟子達が福音を伝えることになったのでした。弟子達が伝えた言葉は、わたしたちに届いてます。わたしたちが、イエス様の「良い知らせ」を伝える時、イエス様はわたしたちと一緒にいてくださいます。

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

□115 B番 「イースターのあさはやく」

□改訂版88番 「イースターのあさはやく」

話してみよう

わたしたちが、この世界で、あるいは身近な友達に伝えられる「良い知らせ」は何かを話し合ってみる。

やってみよう

☆イエスさまがよみがえられた!・・・カードづくり

色画用紙を何色か用意して 1/4 くらいの大きさに切り、半分に折っておきます。

用意した型紙(★雲に乗ったイエスさま、十字架)を使って輪郭をとり、はさみでカットします(まちがってバラバラになるのも学びです。広告などで試してから画用紙を使うのも一案。)広げて白い画用紙に貼ります。

「イエスさまはよみがえりました」またはこの日の聖句「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」を書きます。

pdf / 印刷用レイアウト

次の日課へ ホーム 前の日課へ