2015年1月11日 主の洗礼日
マルコ1:9-11 イザヤ42:1-7 使徒言行録10:34-38

今週の聖句

「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」
マルコによる福音書 1章11節

ねらい

この聖句は、子どもたちが「洗礼」について考える良い機会となります。「洗礼」とは何なのかを、イエスさまの受洗をとおして考えましょう。

説教作成のヒント

教会学校に通ってくる子どもたちのうち、受洗にまでいたる子どもは少数派です。洗礼を受けないままで大人になる子どもたちのことも考慮に入れて説教を組み立てましょう。受洗の有無にかかわらず、神様の「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という言葉を、子どもたちが受けとめられるように工夫しましょう。

豆知識

「洗礼」は、イエスさまが私たちを救ってくださるという福音を信じ、イエスさまの呼びかけに応えて生きるという意思表示です。幼児の洗礼の場合は、その子をイエスさまの福音に導くことを親が約束します。洗礼を受けている未堅信の子どもには、自分の意思で信仰を告白する「堅信式」があることも伝えられると良いと思います。

なおイエスさまの受洗については、マタイによる福音書の並行箇所(3:13〜17)にあるやりとりが参考になります。イエスさまには悔い改めの洗礼は必要なかったはずですが、「我々にふさわしいこと」という言葉を使ってヨハネに洗礼を授けるよう依頼されています。「ふさわしいこと」の意味を考えて、説教を作りましょう。

説教

皆さんは「洗礼」って知っていますか?「イエスさまが私たちを救ってくださるという聖書のお話しを信じて、イエスさまの呼びかけに応えて生きていきます」と決心した人が、教会でするのが「洗礼式」です。「洗礼式」って、牧師さんが聖書の言葉を言いながらおでこの上に水をつけてくれるんです。まだ赤ちゃんの時に、お父さんお母さんが「大きくなったら、この子どもにイエスさまのことを教えます」と約束して洗礼をしてもらう「幼児の洗礼」もあります。赤ちゃんの時に洗礼を受けた人には、大きくなってから「イエスさまのことを信じます」と自分で約束する「堅信式」があります。赤ちゃんの時に洗礼を受ける人が多いアメリカやヨーロッパでは、小学校上級生から中学生くらいで「堅信式」をする人が多いようです。

今日のお話しは、イエスさまが洗礼を受けたときのお話しです。イエスさまって、大人になってから洗礼を受けたんですね。イエスさまの親戚だった「洗礼者ヨハネ」という人が、ヨルダン川で人々に洗礼を授けていました。「これからは自分のことばっかりじゃなくて、神さまのことも、他の人のことも考えるようにします」と決心した人たちが、ヨハネさんから「悔い改めの洗礼」を受けていたのです。でも、イエスさまはもともと神さまのことを人々に教えていましたし、困っている人や悲しんでいる人たちを助けて、親切にしていましたよね。それじゃあ、イエスさまはヨハネさんから「悔い改めの洗礼」を受けなくてもよかったはずですよね?だから、ヨハネさんはイエスさまにきいたんです。「イエスさま、あなたは誰よりも神様のことをよく知っています。洗礼を受けるんじゃなくて、むしろこの私に洗礼を与えてください」。するとイエスさまは言いました。「いいえヨハネさん。みんなの前で神様のことを信じると約束するのは良いことです。だから、私に洗礼を授けてください」。こうしてイエスさまはヨハネさんから洗礼を受けました。すると不思議なことに、天からこんな声が聞こえたそうです。「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」。これは神様の声ですね。神様のことを信じる人には、誰でも神様は「わたしの愛する子、わたしの心 に適う者」と言ってくださいます。皆さんも神さまに愛されているということを、忘れないでくだ さいね。

分級への展開

さんびしよう

* 讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

□51番 「わたしはしゅのこどもです」

□改訂123番 「わたしは主のこどもです」

話してみよう

①「わたしの心に適う」という神さまの言葉はどんな意味かな?

②イエスさまに洗礼をほどこしたヨハネという人はどんな人なのだろう。聖書の中からその部分を探してみよう。(マルコ1:2-8、マタイ3:1-14、ルカ1:5-80 etc.)

やってみよう

☆折り紙で鳩を作り、今日のみことばについての作品を作ろう。

用意するもの・・・折り紙。黄色の紙テープ。厚手の画用紙。

※鳩の折り方はそれぞれの分級で用意してください。

①黄色の紙テープを2本、画用紙の周りをぐるぐると囲めるくらいの長さに切り、2本とも輪にして貼る。

②作った鳩を輪にした2本の紙テープに貼る。

③画用紙の空いているところに、今日のみことばを書く。

④紙テープを引っ張り、まわすと、鳩が上から降りてくるように見える。