今朝の御言葉、また教会暦からも「イエスさまをお迎えする」ということがテーマでしょうが、上記の「今週の聖句」から子ろばにスポットを当ててみました(下記説教)。ここでも、何か「子ろば」が特別な存在(能力、価値など)だから用いられたのではなく、イエスさまがその必要のために用いられる(選ばれる)ということが強調されても良いかも知れません。
こどもたちにも、イエスさまが自分を必要としてくださっている、自分を用いようとしてくださっている、といった意識が芽生えるような心遣いがあると良いと思います。その子ども時代だけでなく、そのような意識が成長してからの献身へと導かれるかもしれません。
「ろば」ですが、聖書中にも度々登場してくるイスラエルにとってもポピュラーな家畜です。ご存知のように英語の「donkey」には「ろば」以外に、「ばか」「強情な人」という意味もありますが、これは「ろば」の性質によるもので、馬に比べてずいぶんと従順性が欠けるためのようです。しかし、強靭さと粗食に耐えることから重宝されてきました。またイスラエル(ユダヤ)では貧富の差なく乗用として用いられ、映画『パッション』では祭司たちもろばに乗っていました。