・全聖徒主日の意味を知る。
・生きている人も死んだ人も、神さまによって「聖」とされていることを知り、神さまに感謝する
・西暦や日本の暦の紹介を導入に用いてもよい(教会と日常とのつながりを確認できる)。
・全ての命が神さまによって祝福されていることを伝える。
・ルターはイエスの十字架の死と復活によって人間の死は取り払われたという。
・この主日の前日の10月31日は諸聖人・聖徒(ハロウの日)の前夜(イヴ)という意味でハローウィンと呼ばれるようになった。また11月1日は古代ローマの果樹の女神ポモナの祭日であり、ここからハローウィンにりんごを贈ったり食べたりする風習が存在する。
・カトリックでは諸聖人の日(11月1日)の次の日に死者を記念する礼拝を持つ。
みなさん、今日の礼拝堂を見て先週と何か違うところがあるのをわかりますか?(宗教改革主日として守っていたら聖卓布が赤、聖霊降臨後主日として守っていたら聖卓布が緑)そうですね、聖壇にかかっている布の色が違います。この布の色は牧師先生が自分の好きな色にしているわけでも、その日の気分で決めているわけでもありません。この聖壇の布色は、その日曜日がどんな日曜日かをあらわしています、例えば赤色は血を意味し、教会の記念日に使う色ですし、緑だったら希望や成長をあらわし聖霊によって私達の教会が豊かに成長するという意味があり、聖霊降臨後の日曜日などに使います。では今日の白色は何をあらわしているのでしょうか?それは心が奇麗になることを意味しています、難しい言葉で言うと魂の清めといいます。そしてこれは喜びをあらわしていて、クリスマスやイースターなども白色を使います。
さて、では白い聖卓布を使うこの日曜日は何と言う名前の日曜日でしょうか?そうですね、掲示板や週報に書いてあるので、見た人もいるでしょうね、今日は全聖徒主日という日曜日です。主日というのは日曜日のことなので、全聖徒、全ての聖徒の日曜日となります。では聖徒ってなんでしょうか?みなさんも学校では生徒と呼ばれますよね、生徒と聖徒、どこかちがうのでしょうか?(黒板等に字を書いてみる)そうです、生きている徒と聖なる徒の違いですね、聖徒の聖は聖書の聖ですね、聖とは神さまによって生かされ、清められ、神様を信じるという意味があります。神さまに心をきれいにされ、神さまを信じた全ての人を聖徒というのです。今日読んだ聖書にあった「イエス様の言葉によって清められ、イエス様につながっている人」のことですね、この聖徒、生きているとか、死んでいるとかは関係ありません。生きていても死んでいてもイエス様の言葉によって清められ、イエス様につながっている人はみんなが聖徒なのです。そして今日は、この全ての聖徒共に礼拝を守るのです。今日の礼拝で、もう神さまの近くに行ってしまって会えない人のことを思い出してください、生きている人も死んでいる人も、神さまはみんなを「聖」として、守り導いてくださいます、神さまに感謝して礼拝を守りましょう。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□60番 「かみよわたしの」
□改訂131番 「悲しいことがあっても」
・死んだ人の事を思い出すときってどんな時?
・もし自分が死んだら思い出してほしい?そうならどうやって思い出してほしい?
・つながっているってどんな気持ち?手をつないでみよう!間にイエス様の人形置いてみたら?亡くなった人の写真を置いてみたら?どんな気持ち?