・復活の主は、今も生きておられ私たちと共におられることを伝えたい。
・イエスは御自分が復活されることを弟子たちに話された(ルカ9.22,18.33)。イエスの言葉を信じることが、復活を信じることである。
・ルカ福音書が記す復活の最初の証人は婦人たちである。彼女たちは天使からイエスが復活されたという知らせを聞くのである。復活の主と再会する前に、主の復活を告げる言葉を聞くということがある。
・当時の墓は、岩壁を横に四角く掘り、その内部の3つの側面に更にいくつかの深い穴を掘り、その棚状の穴に遺体を安置するものであった。一つの墓に家族が共に埋葬された。
朝早く、空は薄暗い頃、マグダラのマリアさんと何人かの女の人たちが、急ぎ足でお墓に向かっていました。みんな悲しい顔をしています。イエス様が十字架にかけられて殺されてしまったからです。それで亡くなられたイエス様にお別れをしたいと思って、亡くなられたイエス様をお納めしたお墓に向かっていたのです。けれども、ひとつ問題がありました。お墓の入り口には大きな石が置いてあって、その石をどけなければお墓の中に入ることができないのです。マリアさんたちには石を動かすことはできないでしょう。どうしようかと思いながら、それでも少しでも早くイエス様のお墓に、イエス様の近くに行きたくてみんなでお墓に急いでいたのです。
お墓に着いてマリアさんたちはびっくりしました。石が転がしてあって、お墓の入り口が見えていたのです。どうしたのでしょう、誰かがきたのでしょうか。マリアさんたちはお墓の中に入ってみました。お墓の中に入ってまたびっくりです。イエス様が見当たらないのです。誰かが亡くなられたイエス様の体を持って行ってしまったのでしょうか。
マリアさんたちが困っていると、みんなの前に輝く白い服を着た二人の人が現れました。天使です。マリアさんたちが驚いていると、天使はマリアさんたちに言いました。「どうして、生きておられる方をお墓に来て探すのですか。イエス様はここにはおられません。生き返られたのです。イエス様が『わたしは十字架につけられるが、三日目に生き返ることになっています』とおっしゃっていたのを思い出してください。」天使にそのように言われて、マリアさんたちは、イエス様が確かにそうおっしゃっていたのを思い出しました。
死んだ人が生き返るなんて、聞いたことがありません。マリアさんたちはイエス様が生きておられると聞いてもすぐには「よかった」という気持ちにはなれないように思いました。そんなことあるわけない、そんなこと信じられないという気持ちが心の中から湧き出してくるからです。けれども、天使はマリアさんたちに、イエス様がおっしゃっていたことを思い出してくださいと言ったのです。イエス様は「わたしは十字架につけられるが、三日目に生き返ることになっています」と言われたのです。そのことを思い出すと本当かもしれない、イエス様の言葉を信じてみたいという気持ちが出てきたのです。
イエス様は生き返られました。今も生きて私たちと一緒にいてくださるのです。「わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28.20)イエス様は私たちにもそう言ってくださったのです。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□40番 「よあけのほしが」
□改訂版86番 「夜明けの星が」
※お互いにイースターのお祝いを交わす
※イースターエッグ(またはそれに代わるもの)探し
※ストックしてある絵などをみんなで飾る。
※画用紙にひよこの絵を描き、色を塗りしおりにする。
□お墓に行った女の人たちはどんな気持ちだったでしょうか。
□話を聞いた11人と他の人たちはどんな気持ちだったでしょうか。