・登場するシメオンやアンナ、そして私たちにとって大いなる喜びは救い主イエスに出会うこと。
・ただ年を重ね、日々を漠然と過ごすのでなく、「神の救いを見たい」というシメオンのような祈りと希望の「心と生活」が大切である。
・29~30節の讃歌は「ヌンク・ディミティス」と呼ばれ、教会で5世紀頃より礼拝で歌われた。
イエス様がクリスマスに生まれて、当時のきまりにしたがって、お父さんのヨセフさんとお母さんのマリアさんは、イエス様をつれて神殿にやってきました。その時、神殿に二人の人がいて、イエス様が神殿に来たとき、とても喜びました。今日はこの二人についてお話します。
一人は、おじいさんのシメオンさんです。シメオンさんは、実はずっと神様からつかわされる救い主「メシア」を待っていました。私たちも何かを待つことがありますね。クリスマスのプレゼントを12月になると、カレンダーを見ながら待つ・・・。お友達や親戚がお家に来る日を待つ・・・。夏なら、セミやカブトムシがふ化するのを待つ・・・。どれも、時間をかけて「その時」がくるのを指折り数えてドキドキしながら待つものですね。シメオンさんは、おじいさんでしたが、ずっとずっと待っていた。それは、イエス様のお誕生でした。何十年も長く生きてきたシメオンおじいさんは、それをずっと待って待って、それが本当になるようにお祈りし続けていたのです。そして、その祈りが答えられて、イエス様に神殿で会うことができたのです。シメオンはイエス様を抱っこして言いました。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり、この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」その言葉は、神様をたたえ、待ち望んだ救い主イエス様にお会いしたので、「私はもうこのまま死んでも良い。」という意味です。もちろん、生きるのがいやでではなく、その反対であまりにも待ち望んだことが実現してうれしくてうれしくてそう言ったのです。シメオンおじいさんは心から、最高にうれしかったのですね。
もう一人は、女の人でアンナさんです。84才のおばあさんでした。84才になるまで、いろんなつらいこと、悲しいことがいっぱいありました。若いとき結婚して7年だけ一緒にくらしましたが、だんなさんが死んでしまいました。でも、そんな悲しみも経験した後、神様に仕える生活をする中で、困難を乗り越えて一日一日、歩いていました。そのアンナさんも、イエス様に会い、その喜びを、みんなに伝えました。
人間は年をとると、体が弱くなったり、目が見えにくくなったり、耳が遠くなったりします。でも、長い人生を歩んできて、「生きるのに何が大切か。」を見抜く力を持っている。みなさんの身近にいらっしゃるおじいさん、おばあさんも、お話してみたら、いろんなことを教えてくださいますよ。特に、教会で出会う方たちは、イエス様を信じて、ずっと一緒に歩んでこられた方たちです。イエス様を信じることがわたしたちにとって、とってもうれしく安心なことを体験していらっしゃいます。何か聞きたいことがあったら、思いきって尋ねてくださいね。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□26番 「いざうたえ」
□改訂版70番 「いざ歌え、いざ祝え」
<用意するもの>画用紙(5cm×5cm)、色鉛筆、サインペン
もうすぐ新年がやってきます。みんなでカルタを作ってみましょう。
画用紙(5cm×5cm)を用意して、絵札と読み札を作ります。
みんなで考えると面白いカルタができます。
できたカルタはその場で遊んでもいいですし、来年(来週)のお楽しみにしてもいいですね!
□将来の夢や希望はありますか?
□これまでに叶った夢や希望はありますか?