・待降節、アドベントの第2週目。洗礼者ヨハネの呼びかけは、「心を悔い改めること」。それは私たちが、今までの自分中心・人間中心から、神中心に心を入れ替えること。
・悔い改めることが出来ない人間の原因はなんだろうか。罪人である私たち人間は、皆なかなか悔い改めることができない。原因は、「罪を悔い改めようとしない心」である。自分の弱さ、欠点、やぶれを素直に認めるとは?
・3章1~3節で、どのような時期だったか、そして世情、民衆の状況がわかる。イスラエルの人々は、ローマ帝国のもと、支配され苦しんでいた。そんな人間の歴史のただ中に、神の計画が始められ、進められ、成就していく。
・3章4~6節のイザヤ書の言葉は、イザヤ書40章3~5節から。紀元前6世紀、バビロンの国に捕われの身となっていたイスラエルの民に向かって語られた。捕われの身の捕囚時代が近いうち終わり、再び自由民となって自分たちの国に戻れるという、喜びの知らせを伝え、そのために何をするべきかを伝えている。
今から、約1年9か月前、東日本大震災が起こりました。日本に住む人たちが、想像しなかったぐらいの大きな地震が起こり、津波は多くの命を飲み込み、福島県の原子力発電所は事故を起こし、住むところ、ふるさとの町を無くし、最大の苦しみがたくさんの人たちに、今もふりかかっています。日本も、世界の人々も、このことでびっくりして、たくさんのことを考え、反省し、これからの生き方を新しく歩み始めています。
・防災対策、危険にそなえての準備をもっとしっかりやること。
・危険な原子力発電に頼らず、自然にやさしいエネルギーに替えていく。
・むだなエネルギーを使わず、節電し、エコを心がける。
テレビや新聞でも、そして皆さんのお家でも、話されていることでしょう。
今日の聖書の、ヨハネさんの私たちへの呼びかけは、このこととよく関係しています。ヨハネさんは、イエス様が伝道を始める前に、当時の人たちに呼びかけました。「自分はえらい、また何でもできると思っている人は、悔い改めなさい。人間は弱く、欠点を皆、持っています。大切なのは、それを素直に認めて、神様の前に、弱い姿のままで神様にお見せして、心を低くしてごめんなさいと悔い改めることです」。このヨハネさんの呼びかけを聞いて、たくさんのさ迷っていた人々はやってきて、ヨハネさんから洗礼を受けました。そして、心を清めて、それまで「自分はえらい」と思っていた心を捨てて、その後やって来るイエス様を救い主として受け入れたのでした。
私たちの心には、意地っ張りな、かたくなな、いばった気持ちが時々、出てきます。クリスマスを前に、そんな心が自分にあることを静かに認め、そんな自分のこれまでの心のモヤモヤを捨てて、新しいあなたの心の部屋にイエス様に来ていただきましょう。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□109番 「ふねがきます」
□改訂版65番(1,4) 「主を待ち望むアヴェント」
<用意する物>
色画用紙(緑色20cm×15cm)ハサミ
色画用紙(緑色)を2枚、用意します。(20cm×15cm)
10cm×15cmになるように折ります。
クリスマスツリー型を書いて切ります。
真ん中を一枚は上から半分、もう一枚は下から半分に切ります。
2枚を組み合わせて出来上がりです。
□皇帝ティベリウス治世第15年って何年前?その時の世界や日本ではどんな時代だった?
□ヨハネは何のために道を備えよと言ったの?
□もし来週イエスさまが教会に来ると言ったら、みんなはどんな準備をする?