・待ち望んだ救い主イエス・キリストが、生れるクリスマス。その日に向けてアドベントが始まる。クリスマスは今を生きている私たちひとりひとりのもとへ、イエス様が生れてくださること。イエス様の誕生を謙虚に喜んで迎える者となりたい。
・イエス様がろばの子に乗って、エルサレムに向かう情景が描かれており、その記述の中に、救い主イエスの姿を象徴するものがある。「平和の王、救い主」としてエルサレムに入られた。ゼカリヤ書9:9~10に、「高ぶることなく、ろばに乗ってくる。」とある。イエス様はそのような方。
・教会の暦は、本日より始まる。主の誕生を待つ「待降節」が始まりである。クリスマスがまちどおしいが、心静かに、罪深い人間のためにいらっしゃる救い主を待つ時である。アドベント
・クランツのローソクの4本の内、はじめの1本に灯りをつける日である。
ろばを見たりさわったりしたことがありますか。動物園に行くといるところもありますね。農家の人がリヤカーを引くために飼っているろばを見たことがありますよ。馬よりは、ひとまわり小さい、背も低い姿です。なんとなくかわいい、ひょうきんな表情です。歩くスピードは遅く、馬と比べればのろまです。「手のひらにお菓子のカールをのせると、パク!と食べるよ。」と農家の方が言うので、あげてみると、ホントにパクパク食べて、かわいかったです。
今日の聖書には、イエス様がこのろばに乗ったことが書かれてあります。それは、エルサレムという町に入るときに、お弟子さんにたのんで、30節「向こうの村へ行きなさい。そこに入ると、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、引いて来なさい」。たのまれたふたりのお弟子さんは、言われた通りに村に行くと子ろばがいたので、たのんで引いてきました。「どうして?」と聞かれたら「主がお入り用なのです。」と答えるようにイエス様に教えられていました。ろばを飼っていたご主人も、頼まれそのように言われたら、ちゃんとろばをさしだしてくれたのです。
そのようにして、イエス様が、「ろば」に乗ろうと決めたのです。想像したら、大人の男の人を乗せて、ろばも大変だったかもしれませんね。でも、遅くても一歩一歩、一生懸命歩いたことでしょう。ろばは粘り強い性格も持っていると思えます。旧約聖書のゼカリヤ書には、ろばに乗るのは「平和の救い主」ということが書いてあります。
今日から、クリスマスを待つ「アドベント」が始まりました。クリスマスに生まれるイエス様は、今日の聖書のようにろばに乗るような、柔和なやさしい愛の方です。その生涯の最後に、何度か行かれた、エルサレムという町に入るのですが、それはその町で「十字架」にかかるためでした。
わたしたちは、そのイエス様をお迎えします。私たちは、ろばのように、弱く小さい存在でも、イエス様のお役にたつように、働きたいですね。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□32番 「ダビデのこホサナよ」
□改訂版82番 「ダビデの子、ホサナ」
<用意する物>
フェルト(3cm×5cm)針、糸、リボン
フェルトを使ってクリスマスリースを作ります。
フェルトを細長く(3cm×15cm位)3本切ります。
3本合わせて(色が異なった方が綺麗に仕上がります)片方の端を縫います。
そして3本を三つ編みの要領で編んでいきます。
もう片方の端まで編んだら、丸くして、もう片方と縫えあわせ円形にします。
縫い合わせたところにリボンをつけ。縫い目を隠したら出来上がりです。
□ろばってどんな動物?調べてみよう!
□イエスさまは何故馬や象ではなくろばに乗ったんだろう?
□イエスさまの乗ったろばの話しを探して読んでみよう!