・イエス様の言葉は人間を動かすだけではなく、自然をも支配され、天地を創造された神さまの言葉と同じ力をもつことを覚えたい。
・信頼とは、恐怖心や不安を乗り越える力であり、イエス様に従う時、わたしたちの恐れも吹き飛ばしてくださることを覚えたい。
・向こう岸に渡られた理由は ①イエス様は群衆から少しの間、離れたかった。 ②イエス様は湖の向こう岸にも伝道しようとなさった。ことと考えられる。
・風を叱るイエス様の姿は悪霊を追い出されている姿に似ている。海や湖は人にとって危険に満ちた場所で、しばしば悪霊の住みかとも考えられていたようであり、わたしたち一人一人が危険に陥った時にイエス様は声を叱咤激励してくださる。
・「恐れ」には「畏(おそ)れかしこむ」の意味もあります。ギリシア語では「恐れ」も「畏れ」も「フォボス phobos」で区別がありません。
・「いったい、この方はどなたなのだろう」という疑問の一つの答えがペトロが「あなたはメシア(キリスト)です」(8:29)という信仰告白をすることになる。
・「デカポリス」とはギリシア語で「10の町」の意味。
・ガリラヤ湖は、大きさとしては茨城県の霞ヶ浦よりやや小さい湖。すり鉢状の地形になっていて、突然嵐が起こることがあったようである。