・「新たに生まれる」とは洗礼を意味していることを学び、洗礼がもたらす恵みを伝える。
・ニコデモという人に焦点をあて、彼に悪意がないこと、しかしイエスの言葉を受け止めることができなかったことなどを確認し、イエス様の言葉に受け止める側の資格などはまったくないことを知るとき、私たちはニコデモにもなりうるし、そうでない者にもなりうることを知らされる。
・ニコデモは19:39にも登場する。
・8節の「風」はギリシア語で「プネウマ」といい「霊」という意味もある。
今日読んだ聖書にはニコデモさんというおじさんが登場しました。ニコデモさんはきっとまじめなおじさんだったと思います。聖書の専門家でしたし、ユダヤの政治家さんでもあったようです。「この中にまじめな人はいますか?自分がまじめで勉強できると思っている人手をあげて。」
そう、みんなと同じように(みんなとは違って)、ニコデモさんもまじめな人でした。そしてきっと、色んな事を考えたり、知りたいという思いも人一倍あったと思います。そんなニコデモさん、きっと前々からイエス様とお話がしたかったんだと思います。だってイエス様は結婚式で水をぶどう酒に変えたり、エルサレムの神殿であばれたり、みんながびっくりするような神さまの教えをお話したり、超有名人だったからです。ニコデモさんはイエス様について知りたかったんだと思います。またイエス様に聞きたいことがあったんだと思います。でもニコデモさんの友だちの中にはイエス様のことを悪く言う人たちが多くいたので、その人たちにばれるのが嫌だったのか、ニコデモさんは夜、一人でイエス様のもとをたずねたのです。さて、ニコデモさんは何を知りたかったんだと思いますか?
さぁ、ここで聖書を持っている人は今日の聖書のヨハネによる福音書3章のちょっと前、2章25節の最後の文章を見てください、何て書いてありましたか?そうですね「イエスは、何が人間の心の中にあるかをよく知っておられたのである。」と書いてありましたね。そうなんです、イエス様はニコデモさんの心に何があるのか?ニコデモさんが何を知りたがっているのか?もう知っていました。だから突然とも思えるような返事をニコデモさんにしたんです。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」
さて、このイエス様のお返事からニコデモさんが何を知りたかったかわりますか?うーん、ちょっと難しいですかね。答えはこれです(リボンを見せる)。これが何かわかりますか?そう「リボン」ですね、答えはリボン、英語で書くとreborn(紙に書いたものを見せる)、再び生まれる(rebornの下に書いて折って隠しておいたところを見せて言う)という意味です。ニコデモさんは「人が再び生まれる」ことについて知りたかったんです。そしてイエス様はニコデモさんにちゃんと教えてあげました。「『再び生まれる』ということは、イエス様を信じて洗礼を受けることですよ、水と霊によって洗礼を受けるということは、たった一人で生きてきたこれまでの生き方を止め、イエス様と共に生きていくということ、新しい生き方を生きるということなんですよ。」
さて、ニコデモさんはちゃんとわかったでしょうか?残念ながら聖書にはニコデモさんがわかったかどうかは書いてありません。でもみなさんはどうですか?ニコデモさんが知りたがっていた「新しく生まれる」ということが「洗礼」だったということがわかりましたね、みなさんも「イエス様と一緒に生きて行きたい」と思ったときは、洗礼について考えてみてください、そして牧師先生に相談してくださいね。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□142番 「ションテシグァティペ」
□改訂版20番 「神はそのひとり子を」
・生まれ変わりたいと思ったことある?それは何故?どんな時?
・洗礼を受けた人に、洗礼を受けて何が変わったか聞いてみよう。