・神様の言葉は揺ぎ無いものであることを伝える。
・イエス様は御名によって、即ち神の栄光の力によって弟子たちを守り通した。
・神の御言はイエスによって啓示の言葉として弟子たちに与えられた。しかし、人々は真理を示されると自らの罪に気付き、認めたくないがために迫害という応えをする。
・真理は神とイエスに敵対する者によって明確にされていく。
・日課として昇天主日と平行記載されているので、イエス様が昇天されて目では見えなくなるのと同じ様に、十字架に架かり弟子たちの前から一旦見えなくなるにあたり、イエス様の心遣いを見る。
・人間は親しくしている人がいなくなると、大きな不安に苛まれる。そのとき、支えとなるものが一体何であるのかが大切なことになる。
皆さんは、周りの人に自分の伝えたい思いを伝える時に、どんな言葉を使いますか?自分の気持ちを伝えたいんだから、自分の気持ちを込めて伝えますよね。でも、相手の人は、「わたしが知っている情報と違うんだけど」と答えたらどうするでしょうか?「いや、それは間違っているよ!」と言う人もいるでしょうし、私の聞いたのと違うよ、と答える人もいるでしょう。では、間違えなく正しい言葉を伝えるにはどうしたらよいでしょうか?
わたしの知り合いに、視力の無い人がいます。周りの人は「視覚障害」の人と言って区別しようとする人もいます。
でも、その友達が教えてくれた大切な言葉に次のような言葉があります。「わたしは目が見えないので、物の色を教えられたら信じるしかありません。」「モノを見ることが出来る人は目の前のことを確認して過せるんですよね。」と言う言葉です。
自分では確かなこととして、目に見えることを中心に考えるでしょう。自分の目で確かめないと不安なことがいっぱいあると思います。
では皆さん、自分の目で見ているのだけれど、他の人は見ていないことを伝えるにはどうしたらいいでしょうか?私たちの見方だと、なかなか全体は伝わりにくいものです。色々な見方を考え、伝えることが大切になります。人間は自分の都合に合わせて物事を見ることがよくあります。自分の都合に合わせると、大切な部分が間違って伝わることもあります。
でも、私たちを守ってくださる神様は「この子はよい子だから」「この子は悪い子だから」といって区別して神様の教えを伝えているでしょうか。そんなことはありませんね。すべての人に、神様の国に来てほしいと望んでいます。そのために神様の国に行くための教えを預言者や、ひとり子のイエス様を通して伝えています。だからイエス様が「あなたの御言葉は真理です」と言ったのは、神様の教えはすべての人のための言葉であり、差別することなく伝えられている言葉だと言われるのです。これからも真理の御言葉をしっかり心に刻みながら、成長する時の支えにしましょう。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□36番 「しゅイエスのみちを」
□改訂版32番 「すべての人よ」
・「真理」の意味を辞書をひいて調べてみよう。
・みんなは自分の言葉をどうやって信じてもらう?友人やニュースの言葉をどうやって信じる?
・(コインを二枚重ねて両方とも裏にして)「この裏は何が書いてある?」と聞いたとき、みんなはどう答える?言っている人を信じて出す答えって何だろう(表にするのが本当?裏にするのは嘘?)?